======オッタリー・セント・キャッチポール村====== =====基本情報===== * タイプ (Type): [[村]] * 所在地 (Location): イギリス、デヴォン州 * 所有者 / 住民 (Owner/Residents): [[ウィーズリー家]]、[[ラブグッド家]]、[[ディゴリー家]]、[[フォーセット家]] * 主な特徴 (Key Features): 多くの魔法使いの家族が住む[[マグル]]の村。[[隠れ穴]]のような著名な魔法使いの住居が点在する。 =====概要と歴史===== オッタリー・セント・キャッチポール村は、イングランド南西部のデヴォン州に位置する小さな[[マグル]]の村です。村自体はごく普通ですが、その周辺には**[[ウィーズリー家]]**をはじめ、**[[ラブグッド家]]**、**[[ディゴリー家]]**、**[[フォーセット家]]**といった、古くからの魔法使いの一族が数多く住んでおり、一種の魔法族のコミュニティを形成しています。 この地域で最も有名な魔法使いの住居は、ウィーズリー家の家である[[隠れ穴]] (The Burrow) です。また、近くの丘の上には、黒い[[チェス]]の[[ルーク]]のような奇妙な形をしたラブグッド家の家が建っています。これらの家は互いに見える距離にあり、住民同士の交流があったことが示唆されています。 村はのどかな田園地帯に囲まれており、丘や森が広がっています。 =====物語における役割===== オッタリー・セント・キャッチポール村は、物語全体を通して、特に[[ハリー・ポッター]]にとって第二の故郷ともいえる[[隠れ穴]]の所在地として、重要な役割を果たします。 * **[[クィディッチ・ワールドカップ]]への出発点**: 1994年、[[ハリー・ポッター]]、[[ハーマイオニー・グレンジャー]]、そしてウィーズリー一家は、[[隠れ穴]]から歩いて[[ストーツヘッドの丘]]へ向かい、そこから[[ポートキー]]を使って[[クィディッチ・ワールドカップ]]の会場へと移動しました。このとき、道中で[[エイモス・ディゴリー]]と[[セドリック・ディゴリー]]に出会っており、この村周辺の魔法使いコミュニティの存在が明確に描かれました。 * **[[不死鳥の騎士団]]の拠点**: [[第二次魔法戦争]]の間、[[隠れ穴]]は[[不死鳥の騎士団]]の事実上の本部として機能し、多くの騎士団メンバーが滞在しました。[[アルバス・ダンブルドア]]によって強力な防衛魔法がかけられ、安全な場所とされていました。 * **[[死の秘宝]]の情報**: 1997年、[[ヴォルデモート卿]]の[[分霊箱]]を探す旅の途中、ハリーたちは[[死の秘宝]]に関する情報を得るため、村の近くにあるラブグッド邸を訪れ、[[ゼノフィリウス・ラブグッド]]に話を聞きました。 * **魔法省の陥落と襲撃**: [[ビル・ウィーズリー]]と[[フラー・デラクール]]の結婚披露宴が[[隠れ穴]]の庭で行われましたが、その最中に[[魔法省]]が[[死喰い人]]によって陥落させられたという知らせが届き、祝宴は襲撃によって中断されました。この事件は、魔法界における最後の平和な時間が終わったことを象徴する出来事となりました。 =====既知の区域===== * [[隠れ穴]] (The Burrow): [[ウィーズリー家]]の住居。物語における中心的な場所の一つ。 * ラブグッド邸 (Lovegood House): [[ゼノフィリウス・ラブグッド]]と[[ルーナ・ラブグッド]]の住居。丘の上にあり、特異な外観をしています。 * [[ストーツヘッドの丘]] (Stoatshead Hill): 1994年の[[クィディッチ・ワールドカップ]]へ向かうための[[ポートキー]]が置かれていた丘。 =====舞台裏情報===== この村の名前は、作者[[J.K.ローリング]]がかつて住んでいたイングランドのデヴォン州に実在する町「オッタリー・セント・メアリー (Ottery St Mary)」にインスピレーションを得たとされています。(作者情報)