======コカトリス====== =====基本情報===== * タイプ: [[魔法生物]] * 所有者: なし * 製作者: 該当なし (生物種であるため) =====記述と外観===== J.K.ローリングによる原作小説シリーズにおいて、コカトリスの具体的な外見に関する描写は存在しない。 一般的に、神話や伝説上のコカトリスは雄鶏の頭部と、蛇やドラゴンのような体を持つ怪物として知られているが、これが「ハリー・ポッター」の世界観におけるコカトリスの姿と一致するかは不明である。 =====魔法の特性と用途===== 原作において具体的な魔法の能力は明記されていないが、その危険性は極めて高いことが示唆されている。 1792年の[[三大魔法学校対抗試合]]において、当時の[[ホグワーツ魔法魔術学校]]、[[ボーバトン魔法アカデミー]]、[[ダームストラング専門学校]]の各校長をたった一匹で負傷させたという記録から、非常に強力な戦闘能力を持つと考えられる。 =====歴史===== 魔法史においてコカトリスが明確に言及されるのは、1792年に開催された[[三大魔法学校対抗試合]]に関連する事件のみである。 この年の大会で、課題に用いられたか、あるいは偶発的に解き放たれたコカトリスが暴走し、観覧していた三大魔法学校の校長全員を負傷させるという大惨事を引き起こした。この事件はトーナメントが長期間にわたって中止される直接的な原因となり、1994年に大会が再開された際に[[アルバス・ダンブルドア]]がその歴史的危険性の一例として言及した。 =====物語における役割===== 物語の本編に直接登場することはなく、その存在は主に[[三大魔法学校対抗試合]]の歴史的な危険性を強調するための背景設定として機能している。1792年の「コカトリス暴走事件」は、この伝説的な大会がいかに過酷で、時には死者を出してきたかを象徴する逸話として語られる。 =====舞台裏情報===== 原作小説では言及のみの存在だが、一部のビデオゲーム作品では敵キャラクターとして登場し、その姿が具体的に描かれている。 * **ゲーム『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋 (ゲーム)|ハリー・ポッターと秘密の部屋]]』**: [[禁じられた森]]に生息する敵として登場する。(ゲーム設定)