======サラマンダー====== =====基本情報===== * 種類 (Type): [[魔法生物]] * [[魔法省]]分類 (Ministry of Magic Classification): XXX (腕利きの魔法使いなら対処可能) ([[幻の動物とその生息地]]) * 生息地 (Habitat): 火の中。特に、魔法によって燃えさかる火から生まれる。 * 食性 (Diet): 炎。火から離れている場合は、[[コショウ]]を定期的に与える必要がある。 =====説明と外見===== サラマンダーは、火の中に生息する小型の[[トカゲ]]であり、その姿はきらきらと輝いている。彼らの体の色は、宿主である火の熱さに応じて変化するという特徴を持つ。通常の魔法の火の中ではまばゆい//白//だが、炎がより高温になるにつれて//青//、さらには//深紅色//に変わる。 =====魔法的な特性と用途===== サラマンダーは炎そのものから生まれ、その命は自らを生み出した特定の火に依存している。もしその火が消えてしまえば、サラマンダーも死んでしまう。しかし、火の外でも、熱い[[コショウ]]を定期的に与え続けることで生かしておくことが可能である。 サラマンダーの血液は、強力な治癒能力と回復能力を持つことで知られている ([[幻の動物とその生息地]])。 =====歴史===== サラマンダーは古くから魔法界で知られており、その特異な性質から錬金術や[[魔法薬学]]の分野で注目されてきた。[[魔法省]]による[[魔法生物]]の分類では「XXX」に指定されており、これは「腕利きの魔法使いなら対処可能」なレベルの生物であることを示している ([[幻の動物とその生息地]])。 =====物語における役割===== サラマンダーは『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]』で初めて登場する。[[ルビウス・ハグリッド]]が[[魔法生物飼育学]]の教授に就任した後、彼の授業で教材として使用された。 * 生徒たちは、焚き火の中にいるサラマンダーが死なないように、火を絶やさず、湿った葉をくべて勢いを保つよう指示された。 * [[ハリー・ポッター]]、[[ロン・ウィーズリー]]、[[ハーマイオニー・グレンジャー]]の3人は、いたずら半分でサラマンダーに[[フィリバスターの仕掛け花火]]を与え、サラマンダーが大きく成長する様子を観察した。 =====幕後情報===== サラマンダーの伝承は、現実世界の神話や錬金術に深く根差している。古来より、サラマンダーは火の精霊と見なされ、火の中でも生きられると信じられてきた。J.K. ローリングは、この古典的な伝承を魔法生物としてハリー・ポッターの世界に巧みに取り入れた。