======ハグリッドの小屋====== =====基本情報===== * タイプ: [[住居]]、小屋 * 場所: [[ホグワーツ魔法魔術学校]]の敷地内、[[禁じられた森]]の端 * 所有者 / 居住者: [[ルビウス・ハグリッド]]、[[ファング]] (犬)、その他の一時的な生き物(例:[[ノーバート]]、[[アロゴグ]]の幼体期) * 重要な特徴: 木造の一部屋建ての小屋、石造りの暖炉、小屋のそばにあるかぼちゃ畑 =====説明と歴史===== ハグリッドの小屋は、[[ホグワーツ城]]の敷地内、[[禁じられた森]]の境界に位置する小さな木造の家屋です。[[ルビウス・ハグリッド]]が[[ホグワーツ]]の森番(後に[[魔法生物飼育学]]の教授)として長年住んでいます。 小屋の内部は一部屋のみで構成されており、部屋の隅には巨大なベッドが、中央には大きな木製のテーブルと椅子が置かれています。天井からはハムや鳥の死骸などが吊るされ、隅には常に火が燃えている大きな暖炉があります。小屋はハグリッドの性格を反映して雑然としていますが、[[ハリー・ポッター]]、[[ロン・ウィーズリー]]、[[ハーマイオニー・グレンジャー]]にとっては、城での緊張から解放される温かく居心地の良い場所でした。 この小屋は物語を通して何度も重要な役割を果たしましたが、『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』の終盤、[[天文台の塔の戦い]]の際に[[死喰い人]]の[[ベラトリックス・レストレンジ]]によって火を放たれ、全焼しました。しかし、『[[ハリー・ポッターと死の秘宝]]』の時点では再建されており、[[ホグワーツの戦い]]においてもその存在が言及されています。 =====物語における役割===== ハグリッドの小屋は、ハリーたちの冒険において重要な舞台となりました。単なる友人宅というだけでなく、情報収集の拠点や、重要な出来事の発端となる場所でもありました。 - **避難所と情報源として:** 三人組にとって、この小屋は校則や他の生徒の目を気にせず、信頼できる大人であるハグリッドに相談できる唯一の場所でした。ハグリッドはしばしば意図せず重要な情報を漏らし、彼らの調査の助けとなりました。 - **主要な出来事の舞台として:** * //[[ハリー・ポッターと賢者の石]]//: [[三頭犬のフラッフィー]]に関する情報を得たり、ハグリッドが孵したドラゴンの[[ノーバート]]を隠したりする計画を練る場所となりました。 * //[[ハリー・ポッターと秘密の部屋]]//: [[ハリー]]と[[ロン]]が[[トム・リドル]]の日記について相談し、[[アロゴグ]]に繋がる蜘蛛を追うきっかけを得た場所です。また、[[コーネリウス・ファッジ]]と[[ルシウス・マルフォイ]]が訪れ、ハグリッドを[[アズカバン]]へ連行したのもこの小屋でした。 * //[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]//: ヒッポグリフの[[バックビーク]]の処刑執行を巡る出来事の中心地であり、三人組が[[タイムターナー]]を使用する直接の動機となりました。 * //[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]]//: ハグリッドが巨人族への使節としての旅から戻り、彼の異父弟である巨人の[[グロウプ]]をハリーたちに紹介した場所です。 * //[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]//: [[アロゴグ]]の葬儀が小屋の裏庭で行われ、ハリーは[[ホラス・スラグホーン]]から重要な記憶を引き出すことに成功しました。その後、小屋は焼き払われました。 =====既知の区域===== * **内部:** 暖炉、ベッド、テーブルと椅子、棚などが置かれた一部屋の空間。ハグリッドの身の回りのものや、魔法生物の飼育に関連する道具で溢れています。 * **かぼちゃ畑:** 小屋のすぐそばにあり、ハグリッドが[[ホグワーツ]]のハロウィーンの祝宴のために巨大なかぼちゃを栽培しています。[[バックビーク]]が繋がれていたのもこの場所です。 =====幕後情報===== * 映画版では、小屋のデザインと場所がシリーズを通して変更されています。特に『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]』では、より丘陵地帯に移動し、周囲の景観がドラマチックに描かれました。(映画設定) * また、映画では内部が複数の部屋があるかのように描かれることがありますが、原作では明確に一部屋とされています。(映画設定)