======フロバーワームの粘液====== =====基本情報===== * タイプ: [[魔法薬]]の材料 * 供給源: [[フロバーワーム]] =====記述と外観===== フロバーワームの粘液は、[[魔法生物]]である[[フロバーワーム]]が分泌する粘着性のある液体である。その主な特徴はとろみをつける性質にあり、新鮮でないものは「糸を引くよう」になるとされる。色は原作では明記されていない。 =====魔法特性と用途===== フロバーワームの粘液は、[[魔法薬学]]において基本的な材料の一つとして利用される。 * **増粘剤:** この粘液の最も知られた用途は、様々な[[魔法薬]]にとろみをつけ、濃度を調整することである。その性質から、多くの基本的なポーション製造に不可欠な材料となっている。 * **ポーションの材料:** [[日刊予言者新聞]]に掲載された読者投稿によれば、[[ウィゲンウェルド薬]]の材料の一つであるとされるが、これは[[ハリー・ポッター]]を揶揄する文脈で語られたものである。 =====物語における役割===== フロバーワームの粘液は、物語全体で重要な役割を果たすわけではないが、いくつかの場面で魔法界の日常や登場人物の性格を描写するために登場する。 * **[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]**: [[ルビウス・ハグリッド]]が[[魔法生物飼育学]]の教授として初めて行った授業で、生徒たちは[[フロバーワーム]]の世話(事実上、粘液の採集)をさせられた。これは、[[ハグリッド]]の授業スタイルと[[フロバーワーム]]という生物の退屈な性質を示している。 * **[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]]**: [[日刊予言者新聞]]の読者欄で、ある読者が[[ハリー・ポッター]]が「フロバーワームの粘液でブツブツを治そうとしている」と主張し、ハリーを嘲笑する魔法省のプロパガンダの一環として利用された。 * **[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]**: [[ホラス・スラグホーン]]が、自身の薬品棚にあるフロバーワームの粘液が古くなって糸を引いていることに不満を漏らす場面がある。これは、彼が優れた[[魔法薬]]の材料に対して美食家のようなこだわりを持つことを示している。 =====幕後情報===== * 各種のハリー・ポッター関連のビデオゲーム、特に『[[ホグワーツ・レガシー]]』などでは、フロバーワームの粘液は回復薬([[ウィゲンウェルド薬]]など)を作成するための基本的な材料として頻繁に登場する。(ゲーム設定)