======ホグワーツ魔法魔術学校====== =====基本情報===== * タイプ: [[魔法魔術学校]] * 場所: [[スコットランド]]、[[イギリス]]([[くらやみ]]のため、正確な位置は不明) * 所有者 / 居住者: [[ホグワーツの創設者]]、歴代校長([[アルバス・ダンブルドア]]、[[セブルス・スネイプ]]、[[ミネルバ・マクゴナガル]]など)、教職員、生徒 * 重要な特徴: [[くらやみ]]、[[姿現わし]]および[[姿くらまし]]の防止、[[マグル]]には廃墟に見える魔法、動く階段、意思を持つ建造物 =====記述と歴史===== //ホグワーツ魔法魔術学校// (Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry) は、イギリスで唯一の魔法使いと魔女のための寄宿学校であり、物語の主要な舞台です。城は巨大な石造りの建造物で、多数の塔や小塔を持ち、湖のほとりの崖の上にそびえ立っています。 城は約1000年前に、当代で最も偉大な4人の魔法使い、[[ゴドリック・グリフィンドORル]]、[[ヘルガ・ハッフルパフ]]、[[ロウェナ・レイブンクロー]]、そして[[サラザール・スリザリン]]によって創設されました。彼らの目的は、イギリスの魔法族の若者たちに安全な学習環境を提供することでした。しかし、[[マグル]]生まれの生徒の受け入れを巡って創設者たちの意見が対立し、特にスリザリンは純血の魔法使いのみを教育すべきだと主張しました。最終的にスリザリンは城を去りますが、秘密裏に[[秘密の部屋]]を城の地下深くに作り、[[バジリスク]]を棲まわせました。 ホグワーツの校訓はラテン語で "**Draco Dormiens Nunquam Titillandus**" であり、「眠れるドラゴンを決してくすぐるな」という意味です。 =====物語における役割===== ホグワーツは、[[ハリー・ポッター]]にとって最初の本当の「家」であり、彼の成長と冒険のほぼ全てがこの場所で繰り広げられます。物語を通じて、ホグワーツは単なる学校以上の存在として描かれます。 * **安全な避難所:** [[ヴォルデモート卿]]が復活するまで、ホグワーツは魔法界で最も安全な場所の一つと見なされていました。[[アルバス・ダンブルドア]]の存在が、その安全性を強力に保証していました。 * **魔法の学び舎:** [[ハリー・ポッター]]、[[ロン・ウィーズリー]]、[[ハーマイオニー・グレンジャー]]が魔法を学び、友情を育み、自らの能力を発見する場所です。 * **秘密と謎の中心:** [[賢者の石]]の隠し場所、[[秘密の部屋]]の入口、[[必要の部屋]]の存在など、城自体が数多くの古代の魔法と秘密を内包しています。 * **第二次魔法戦争の戦場:** 物語のクライマックスである[[ホグワーツの戦い]]の舞台となり、城は[[死喰い人]]との最終決戦の象徴的な場所となりました。この戦いで城は大きな損害を受けましたが、後に修復されました。 =====既知の区域===== ホグワーツ城とその敷地には、数多くの重要な場所が存在します。 * **城の内部** * [[大広間]] * 各寮の[[談話室]]と寝室([[グリフィンドール]]、[[ハッフルパフ]]、[[レイブンクロー]]、[[スリザリン]]) * [[校長室]] * [[図書館]] * [[医務室]] * [[必要の部屋]] * [[秘密の部屋]] * [[天文台の塔]] * [[フクロウ小屋]] * 各教科の教室([[魔法薬学]]、[[変身術]]、[[闇の魔術に対する防衛術]]など) * **城の敷地** * [[禁じられた森]] * [[黒い湖]] * [[クィディッチ競技場]] * [[ハグリッドの小屋]] * [[暴れ柳]] * 温室 =====舞台裏情報===== * J.K. ローリングは、ホグワーツという名前は、彼女がキューガーデンを訪れた際に見た "hogwort" という植物に由来すると述べています。(作者インタビュー) * 映画シリーズでは、ホグワーツの外観の主要なロケ地としてアニック城が使用されました。内部のシーンは、オックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジやグロスター大聖堂など、複数の場所で撮影されています。(映画設定) * [[嘆きのマートル]]が棲む女子トイレに[[秘密の部屋]]への入口が存在する理由について、ホグワーツに近代的な配管設備が導入された際、スリザリンの末裔である[[コーヴィナス・ゴーン]]が、入口を隠しつつもアクセスできるように配管と一体化させたためだと説明されています。(Pottermore)