======マンドラゴラ回復薬====== =====基本情報===== * タイプ (Type): [[薬]]、[[解毒剤]] * 所有者 (Owners): [[ホグワーツ魔法魔術学校]] * 製造者 (Maker): [[セブルス・スネイプ]](主原料は[[ポモーナ・スプラウト]]が栽培) =====記述と外観===== 原著小説では、この薬の色、粘度、香りなどの具体的な外見に関する記述はありません。その効果が主に語られるのみです。 =====魔法特性と用途===== マンドラゴラ回復薬の最も重要かつ唯一知られている効能は、**石化**した人間や[[幽霊]]を元の状態に完全に戻すことです。この薬は、[[バジリスク]]の視線によって引き起こされるような、極めて強力な[[闇の魔術]]による石化を解くことができる唯一の[[解毒剤]]とされています。 この薬を完成させるためには、成熟した[[マンドラゴラ]]の根が不可欠です。未熟な[[マンドラゴラ]]は、その叫び声が人間にとって致命的であるだけでなく、薬の材料としても不十分です。そのため、薬の完成には[[マンドラゴラ]]が完全に成熟するまでの数ヶ月を要します。 =====作中での役割と経緯===== マンドラゴラ回復薬は、『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋]]』の物語において中心的な役割を果たします。 1992年から1993年にかけての[[ホグワーツ魔法魔術学校]]の学期中、[[秘密の部屋]]が50年ぶりに開かれ、[[サラザール・スリザリン]]の[[バジリスク]]が生徒たちを襲撃し始めました。[[バジリスク]]の視線を間接的に見た被害者たちは、死ぬ代わりに**石化**させられました。 [[アルバス・ダンブルドア]]校長の指示のもと、薬草学の教授である[[ポモーナ・スプラウト]]が温室で[[マンドラゴラ]]の栽培を開始し、魔法薬学の教授である[[セブルス・スネイプ]]が薬を調合する準備を進めました。[[マンドラゴラ]]が成熟するまでの間、被害者は増え続け、学校内には恐怖が蔓延しました。 石化させられた被害者は以下の通りです。 * [[ミセス・ノリス]](管理人[[アーガス・フィルチ]]の猫) * [[コリン・クリービー]] * [[ジャスティン・フィンチ=フレッチリー]] * [[ほとんど首無しニック]] * [[ペネロピー・クリアウォーター]] * [[ハーマイオニー・グレンジャー]] 学期の終わり頃、[[マンドラゴラ]]がついに成熟し、回復薬が完成しました。医務室の[[ポピー・ポンフリー]]夫人によって被害者全員に投与され、彼らは無事に元の姿を取り戻しました。 =====幕後情報===== * モバイルゲーム『[[ハリー・ポッター: ホグワーツの謎]]』では、プレイヤーは魔法薬学の授業でマンドラゴラ回復薬の調合を学びます。(ゲーム設定)