目录

炎のゴブレット

基本情報

説明と外観

炎のゴブレットは、荒削りな木製の大きな杯です。普段は宝石がちりばめられた木箱に保管されています。 三校対抗試合の代表選手を選出する際には、杯の中から青白い炎が燃え上がります。その外観は、魔法がかけられていない状態では特に印象的ではないとされています。

魔法の特性と用途

炎のゴブレットの主な機能は、三校対抗試合に参加する各校の代表選手を選び出すことです。

歴史

炎のゴブレットは、三校対抗試合の創設以来、代表選手を選出するために使用されてきた古い歴史を持つ魔法道具です。 試合が開催されない期間は、おそらくアルバス・ダンブルドアの校長室のような安全な場所に保管されています。1994年から1995年にかけてホグワーツで開催された三校対抗試合で再び使用され、セドリック・ディゴリー (ホグワーツ代表)、フラー・デラクール (ボーバトン魔法アカデミー代表)、ビクトール・クラム (ダームストラング専門学校代表)、そしてハリー・ポッター (4人目の代表) を選出しました。

物語における役割

炎のゴブレットは、シリーズ第4巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の物語の中心となる極めて重要な魔法道具です。 このゴブレットがハリー・ポッターを4人目の代表選手として選出したことで、物語の主要な謎(「誰がハリーの名前を入れたのか?」)が生まれ、ハリーは命がけの危険な試合への参加を強制されます。この出来事全体が、ヴォルデモートがハリーをリトル・ハングルトンの墓場へとおびき出し、自らの復活を遂げるための巧妙な計画の一部でした。ゴブレットの選択が、第二次魔法戦争の本格的な始まりへの引き金となりました。

舞台裏情報