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ズーウー

基本情報

描写

ズーウーは、象ほどの大きさを持つ巨大な猫科の魔法生物である。(『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』) その外見は極めて特徴的で、縞模様の体に、ライオンのようなフサフサとしたたてがみ、口から上向きに突き出た四本の牙、そして長く鋭い爪を持つ。最も目を引くのは、体長と不釣り合いなほど長く、縮れた羽毛のような色彩豊かな美しい尾である。 恐ろしく危険な生物とされているが、ひとたび信頼した相手には、巨大な子猫のように遊びたがる一面も見せる。ニュート・スキャマンダーは、猫じゃらしのような音を出すおもちゃを使ってズーウーを落ち着かせ、心を通わせることに成功した。

魔法能力と習性

ズーウーは、その巨体に見合わぬ驚異的な能力を複数持っている。(『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』)

元々はサーカス・アルカナスで虐待されながら見世物にされていたが、1927年にパリで脱走した。

劇中での役割

ズーウーは、原作の『ハリー・ポッター』シリーズには登場しない。以下はすべて映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』における役割である。 1927年、パリサーカス・アルカナスから脱走したズーウーは、街に混乱を引き起こす。ニュート・スキャマンダーは魔法省の依頼ではなく、この生物を保護するために追跡を開始する。ニュートは、ズーウーが虐待によって心に傷を負っていることを見抜き、手にしたおもちゃで注意を引くことで、最終的に自身の魔法のトランクに保護することに成功した。 その後、ニュートたちがフランス魔法省に侵入し、窮地に陥った際、トランクから解放されたズーウーはその驚異的な移動能力を発揮。ニュート、ティナ・ゴールドスタインリータ・レストレンジを乗せ、追手から一瞬で逃げ切った。 クライマックスであるレストレンジ家の墓での戦いでは、ゲラート・グリンデルバルドが放った呪いの炎「プロテゴ・ディアボリカ」を食い止める防衛線の一角を担い、ニュートたちを助けた。

幕後情報