できもの呪い

• 咒语名称 (Incantation): Furnunculus
• 発音 (Pronunciation): ファー・ナン・キュラス (fur-NUN-kyoo-luss)
• 手勢 (Wand Movement): 不明
• 光芒颜色 (Light Color): 不明
• 咒语效果 (Effect): 標的の肌に、痛みを伴う醜いおでき（できもの）を大量に発生させる。
• 咒语分类 (Type): ジンクス（悪戯呪文）

この呪文が物語で明確に登場するのは、ハリー・ポッターのホグワーツ4年時です。

• 三校対抗試合の準備: 三校対抗試合の第一の課題に備え、ハリー・ポッターはドラゴンに対抗するための呪文を探す中で「できもの呪い」を検討しました。彼は最終的にこの呪文を選びませんでしたが、この時点でその存在と効果を認識していました。
• 廊下での衝突: 第二の課題の後、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーは廊下でドラコ・マルフォイ、ビンセント・クラッブ、グレゴリー・ゴイルと口論になりました。ハリーがマルフォイに向けてこの呪文を放ったところ、マルフォイを庇ったグレゴリー・ゴイルに命中しました。偶然にも、ほぼ同時にハーマイオニー・グレンジャーがクラッブに向けて放った歯が伸びる呪い (Densaugeo) もゴイルに当たってしまいました。二つの呪文が合わさった結果、ゴイルの鼻は一面大きな黒いおできで覆われ、そこから奇妙な触手が生えるという悲惨な状態になりました。この騒動は駆け付けたセブルス・スネイプによって収拾されました。

「できもの呪い」は、ホグワーツの4年生が入手できる教科書や資料に記載されていることから、中級レベルの呪文であると推測されます。 この呪文に対する直接的な反対呪文は原作では明言されていません。しかし、前述の事件でセブルス・スネイプがゴイルを医務室へ連れて行き、治療を施したことから、反対呪文または適切な治癒呪文によって効果を取り除くことが可能であると考えられます。

呪文の名称である “Furnunculus” は、ラテン語で「小さな泥棒」を意味しますが、より直接的には医学用語の「フルンケル（furuncle）」、つまり「おでき」や「せつ」を指す言葉に由来します。 日本語名の「できもの呪い」は、その効果をそのまま表現した非常に分かりやすい名称です。

• この呪文は、映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の同名のビデオゲームに、プレイヤーが使用できる攻撃呪文として登場します。（ゲーム設定）