スフィンクス

スフィンクス

スフィンクスは、女性の頭部とライオンの身体を持つ、非常に知能の高い魔法生物である。謎かけを好むことで知られ、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では三校対抗試合の第三の課題における番人として登場した。

  • 分類 (Classification): 魔法生物
  • 魔法省分類 (Ministry of Magic Classification): XXXXX(魔法使い殺しとして知られ、飼い慣らすことも訓練することも不可能)
  • 原産地 (Native to): エジプト
  • 知能 (Intelligence): 人間に近い。会話能力を持ち、複雑な謎を解し、出題することができる。
  • 特徴 (Distinguishing features): 女性の頭部と、ライオンの身体を持つ。

スフィンクスは、黄褐色の巨大なライオンの身体に、長い黒髪を持つ女性の頭部を持つ。その目はアーモンド形で、人間のものではない不思議な光をたたえている。前足は非常に大きく、長く鋭い爪を備えている。 知性が非常に高く、人間と流暢に会話することができる。特に謎かけやパズルを好む性質があり、古代から魔法使いによって宝物や秘密の場所の守護者として用いられてきた。通常、守っている対象が脅かされない限りは攻撃的ではないが、謎かけに間違えるなどした挑戦者には危害を加えることも厭わない、極めて危険な存在でもある。

スフィンクスは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』において、三校対抗試合の第三の課題で登場した。ホグワーツの敷地に作られた巨大な迷路の最深部、三校対抗試合の優勝杯へと続く最後の直線通路を守る番人として配置された。 スフィンクスはハリー・ポッターの行く手を阻み、一つの謎かけを提示した。正解すれば通り道を開けるが、間違えればハリーを攻撃し、答えなければ黙って引き返すことを許すという条件だった。ハリーはこの謎かけに見事正解し、スフィンクスは丁重にお辞儀をして道を開けた。これにより、ハリーはセドリック・ディゴリーと共に優勝杯へとたどり着くことができた。

ハリーが三校対抗試合で出題された謎かけは以下の通りである。

  • まず考えよ、人をだますペテン師、あるいはまね上手な猿の同類とは何か。
  • 次に告げよ、常に探し求めるもの、人生の半ば、生涯の終わりに見つかるものは何か。
  • 最後に、ある音を鳴らす言葉をくれ。しばしば探し求めても、なかなか見つからぬ言葉を。
  • さあ、つなげて答えよ。おまえが口づけをためらう生き物は何だ?

答え: スパイダー (Spider)