マレディクタス (Maledictus) とは、最終的に恒久的に特定の動物の姿に変身してしまう、遺伝性の「血の呪い」を背負った女性を指す言葉です。この呪いは母親から娘へと受け継がれます。これは、本人の選択によって動物に変身する能力を習得するアニマガス (Animagus) や、噛まれることで感染し満月の夜に変身する人狼 (Werewolf) とは全く異なる魔法的状態です。 この概念は『ハ利ー・ポッター』シリーズの原作小説には一切登場せず、映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で初めて詳細が明かされた設定です(ファンタスティック・ビーストシリーズ設定)。
マレディクタスの呪いは、時間と共に進行するという悲劇的な性質を持っています。
現在、魔法界の歴史において名前が知られているマレディクタスは一人だけです。
「マレディクタス (Maledictus)」という言葉はラテン語に由来します。
これらを組み合わせると、「呪われた者」や「悪しき運命を宣告された者」という意味になり、その者の逃れられない悲劇的な運命を的確に表現しています。