予言の子 (The Child of the Prophecy)，亦被称为 選ばれし者 (The Chosen One)，是指由シビル・トレローニー教授が下した「失われた予言」の中で、ヴォルデモート卿を打ち破る力を持つとされた魔法使いを指す呼称。この予言は『ハリー・ポッター』シリーズ全体の物語を駆動する中心的な要素であり、ハリー・ポッターの運命を決定づけた。
この予言は、アルバス・ダンブルドアがシビル・トレローニーをホグワーツ魔法魔術学校の「占術」の教授として面接していた際に、ホッグズ・ヘッドで下されたものである。 「闇の帝王を打ち破る力を持つ者が現れる…七月の末に生まれ、闇の帝王に三度逆らった者に生まれし者…闇の帝王は、その者を自分と対等の者として印を付けるであろう。しかし、その者は闇の帝王が知らぬ力を持つ…そして、どちらか一方がもう一方の手にかかって死ぬまでは、どちらも生きることはできぬ…闇の帝王を打ち破る力を持つ者は、七月の末に生まれる…」
予言の各節は、予言の子を特定するための具体的な条件を示している。
予言の条件に合致する可能性があった魔法使いは二人存在した。
ヴォルデモート卿は、セブルス・スネイプから予言の一部（「印を付ける」という部分より前まで）を聞き、自分と同じ「半純血」であるハリー・ポッターの方をより大きな脅威と判断した。彼はポッター家を襲撃し、ハリーを殺害しようとした結果、ハリーの額に稲妻形の傷という印を残すことになった。この選択によって、ヴォルデモート卿は自らの手でハリー・ポッターを「予言の子」として決定づけたのである。
この予言は物語の根幹を成す。