ウガドー
基本情報
記述と歴史
ウガドー (Uagadou) は、アフリカ大陸に位置する、11大魔法学校の中で最大の規模を持つ学校です。その歴史は少なくとも1000年以上前に遡ります。(以下の情報のほとんどは、J.K.ローリングがウェブサイト「Pottermore」で発表したものであり、原作小説7巻には登場しません。) 学校は「月の山脈」と呼ばれる山腹に建てられており、一年中霧に包まれているため、しばしば空中に浮かんでいるかのような幻想的な光景を見せます。 ウガドーの生徒は、特に錬金術、自己変身術、そして動物もどき (アニマギ) の分野で高い能力を示すことで知られています。ヨーロッパの魔法使いが杖を発明するずっと以前からアフリカの魔法使いは呪文を使いこなしており、ウガドーの生徒たちの多くは、複雑な魔法であっても指をさしたり、手でジェスチャーをしたりするだけで呪文を唱えることができます。 また、ウガドーは入学許可の通知方法も独特です。校長が眠っている子供たちの元へ「夢見の使い」を送り込みます。子供たちは目を覚ましたとき、自分の手に名前が刻まれた石などの証を見つけることで、入学を許可されたことを知ります (Pottermore)。
物語における役割
ウガドーは『ハリー・ポッター』原作小説シリーズには登場せず、物語のプロットに直接的な影響を与えません。その存在は、ホグワーツ魔法魔術学校以外の魔法界がいかに広大で多様であるかを示す、世界観を拡張するための重要な要素となっています。 映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、登場人物の一人であるユスフ・カーマがウガドー出身であることが語られており、映像作品において初めてその名前が言及されました (映画設定)。
既知の区域
ウガドー魔法魔術学校の内部にある特定の教室や寮、ホールなどの詳細な区域については、現在のところ公式な情報源では明らかにされていません。
舞台裏情報
- ウガドーに関する詳細な設定は、J.K.ローリングによってウェブサイト ポッターモア (現在の Wizarding World) で初めて公開されました。
- 「ウガドー」という名前は、西アフリカに実在したガーナ帝国の古都ワガドゥ (Wagadou) に由来する可能性があります。
- 2018年の「A Celebration of Harry Potter」イベントで公開された情報によれば、ウガドーの生徒たちは「アフリカの様々な国」から集まるとされています。