トロフィー室
基本情報
- タイプ (Type): ホグワーツ魔法魔術学校内の部屋
- 所有者 / 管理者 (Owner/Caretaker): ホグワーツ魔法魔術学校(管理は主にアーガス・フィルチが担当)
- 主な特徴 (Key Features): 歴代の生徒が獲得したトロフィー、盾、カップ、賞状、彫像などが、磨き上げられたクリスタルの飾り棚に収められている。
解説と歴史
トロフィー室は、ホグワーツ魔法魔術学校の輝かしい歴史と、生徒たちの功績を記念するために設けられた部屋である。部屋の中には、金や銀に輝く無数の賞品が所狭しと並べられており、その多くには受賞した生徒の名前が刻まれている。 この部屋は管理人のアーガス・フィルチにとって誇りの源であり、彼はトロフィーを常に塵ひとつない状態に保つことに執心している。そのため、罰則指導の一環として生徒にトロフィー磨きを命じることがある。 部屋に飾られている著名な賞には、クィディッチ杯、学業優秀賞、そして「学校への特別功労賞」などがある。トム・リドルやジェームズ・ポッター、ミネルバ・マクゴナガルといった著名な魔法使いや魔女の名前が刻まれた賞も確認できる。ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーも秘密の部屋での功績により「学校への特別功労賞」を授与されたため、彼らのトロフィーもここに飾られていると考えられる。
物語における役割
トロフィー室は物語の中で数回、重要な舞台として登場する。
- ハリー・ポッターと秘密の部屋: ギルデロイ・ロックハートの罰則指導で、ハリーはこの部屋で銀製品を磨く作業をさせられた。この時、ハリーは壁の中から誰にも聞こえないバジリスクの声を初めて聞くという、物語の核心に迫る重要な体験をする。彼はここで、50年前にトム・リドルが受賞した「学校への特別功労賞」のトロフィーを磨くことになった。
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団: フレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーが城内に作り出した「携帯沼」をきっかけに、ドローレス・アンブリッジから罰則を命じられたハリーがフィルチの監督下で再びトロフィーを磨く。この際、彼は父親であるジェームズ・ポッターが首席であったことを示す盾や、クィディッチのシーカーとしてのトロフィーを発見し、父の学生時代の姿を垣間見る。
既知のエリア
舞台裏情報
- 映画版では、トロフィー室はホグワーツの歴史を物語る他の展示物(例えば動く階段の壁に飾られた肖像画など)と融合し、より壮大で視覚的に豊かな空間として描かれている。(映画設定)