ヘブリディーズ・ブラック・ドラゴン (Hebridean Black)
基本情報
詳細と習性
ヘブリディーズ・ブラック・ドラゴンは、イギリス原産の二種類のドラゴンのうちの一つで、もう一方のウェールズ・グリーン普通種よりも攻撃的な性質を持つことで知られています。その名前が示す通り、スコットランドの西海岸に位置するヘブリディーズ諸島に生息しています。 幻の動物とその生息地 によると、このドラゴンの体長は最大で30フィート(約9メートル)に達します。体はざらついた黒い鱗で覆われ、その目は際立って鮮やかな紫色をしています。背中には浅く鋭いトゲが一列に並んでおり、翼はコウモリのそれに似ています。尾の先端は鋭い矢じり状になっており、強力な武器となります。 食性は肉食で、主に鹿を捕食しますが、時には大型犬や牛を巣に持ち帰ることも報告されています。縄張り意識が非常に強く、一頭あたり最大で100平方マイル(約259平方キロメートル)もの広大な領域を必要とします。 ヘブリディーズ諸島に住む魔法使いの一族であるマクファスティー家は、伝統的にこの地域のドラゴンを管理する役割を担ってきました。
物語における言及
このドラゴンは、物語の中で直接登場することはありませんが、その存在は明確に言及されています。
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』において、ルビウス・ハグリッドはホッグズ・ヘッド・パブでクィリナス・クィレル(当時は変装中)からノルウェー・リッジバック種の卵を賭けポーカーで勝ち取りましたが、その際に本当はヘブリディーズ・ブラック・ドラゴンが欲しかったとハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーに語っています。
名前の由来
- Hebridean (ヘブリディーズ): このドラゴンの原産地であるスコットランドのヘブリディーズ諸島 (The Hebrides) に由来します。
- Black (ブラック): その特徴的な黒い鱗の色を直接示しています。
幕後情報
- ゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、このドラゴンが敵として登場し、プレイヤーは戦闘で対峙することになります。(ゲーム設定)