アンティポディアン・オパールアイ種

アンティポディアン・オパールアイ種 (Antipodean Opaleye) は、ドラゴンの一種であり、原産地はニュージーランドである。数あるドラゴンの中でも最も美しい種の一つとして知られている。 本項目で記述されるすべての情報は、J.K. ローリングによる補足書籍『幻の動物とその生息地』を情報源としており、小説本編七部作には登場しない。

アンティポディアン・オパールアイ種は、その名の通り、真珠のような虹色の鱗と、きらきらと輝く多色で瞳のない眼を持つことが最大の特徴である。その美しさから、多くの専門家によって最も美しいドラゴンと評されている。 大きさは中型で、体重は2トンから3トン程度。この種が産む卵は淡い灰色の石のような見た目をしており、事情を知らないマグルが化石と見間違えることがある。

  • 食性: 主に羊を好んで捕食するが、より大きな獲物を襲うことも報告されている。
  • 性質: ドラゴンの中では特に攻撃的な種ではないとされており、空腹時以外はめったに生物を殺すことはない。
  • 炎: 鮮やかな深紅色の炎を吐き出す。

1970年代、オーストラリアでカンガルーが大量死する事件が発生した。調査の結果、これは故郷のニュージーランドを雌のドラゴンに追い出された雄のアンティポディアン・オパールアイ種の仕業であったことが判明している。

  • アンティポディアン (Antipodean): 英語で「対蹠地(たいせきち)の」を意味する。これはヨーロッパから見て地球の反対側に位置するニュージーランドオーストラリアを指す言葉であり、本種の原産地を示している。
  • オパールアイ (Opaleye): 「オパールの眼」を意味し、その特徴的な多色に輝く眼に由来する。