クインテラペッド

  • 别名 (Alias): 毛深いマクブーン (The Hairy MacBoon)
  • 魔法省分類 (Ministry of Magic Classification): XXXXX (極めて危険な魔法生物 / 魔法使い殺しとして知られ、飼育・販売が禁止されている)
  • 原產地 (Native to): ドリア島 (スコットランド北端沖)
  • 特徵 (Distinguishing features): 5本の足、赤茶色の濃い体毛、低い姿勢の胴体

クインテラペッドは、極めて危険な肉食の魔法生物であり、特に人間を好んで捕食するとされる。その名は文字通り「5本足」を意味し、地面に低く垂れ下がった体に、不格好なこぶ付きの足が5本付いているのが最大の特徴である。全身は濃い赤茶色の毛で覆われている。 クインテラペッド変身術に対して非常に強い抵抗力を持ち、過去に魔法省魔法生物規制管理部が捕獲して人間に戻そうと試みたが、全て失敗に終わっている。

クインテラペッドの起源は、スコットランド沖に浮かぶ孤島ドリア島に住んでいた二つの魔法使いの一族、マクリヴァート家とマクブーン家の間に伝わる陰惨な伝説と深く結びついている。 伝説によれば、ある時、両家の当主であるデュガルド・マクリヴァートとクインティウス・マクブーンが決闘を行い、デュガルドが命を落とした。復讐に燃えたマクリヴァート家は、夜襲をかけてマクブーン家の一人残らずを、醜悪な5本足の怪物に変身させた。しかし、彼らは二つの致命的な過ちを犯した。第一に、変身させられたマクブーン家は魔法使いとして極めて腕が悪く、その結果、彼らにかけられた変身術は解除不能なほど強力なものになってしまった。第二に、マクリヴァート家は、怪物と化したマクブーン家がどれほど危険な存在になるかを完全に見誤っていた。 結果として、怪物となったマクブーン家、すなわちクインテラペッドはマクリヴァート家の生き残りを皆殺しにした。島にはクインテラペッドだけが残り、この伝説の真偽を語れる人間は一人もいなくなった。この事件以降、ドリア島くらやみ魔術によって所在不明とされている。

クインテラペッドは、作中世界の教科書である 幻の動物とその生息地 で詳細に解説されている生物である。

「Quintaped」という名前は、ラテン語に由来する。

  • Quinta」はラテン語の「quinque」から来ており、「5」を意味する。
  • ped」はラテン語の「pes」から来ており、「足」を意味する。

したがって、その名前は文字通り「5本足の生物」という意味を持つ。