スウェーデン・ショート-スナウト種
概要
スウェーデン・ショート-スナウト種 (Swedish Short-Snout) は、ドラゴンの一種であり、その銀青色の美しい外見で知られています。主にスウェーデンの人里離れた山岳地帯に生息しており、他のドラゴン種と比較して人間との遭遇事例は少ないですが、魔法省によって最高の危険度分類である「XXXXX」に指定されている極めて危険な魔法生物です。
基本情報
詳細な説明
スウェーデン・ショート-スナウト種は、その魅力的な銀青色の鱗で高く評価されています。この皮は非常に丈夫で、保護手袋や盾の製造に重宝される高級素材です。名前が示す通り、鼻先が短く突き出ているのが特徴です。 このドラゴンが吐き出す炎は、まばゆいほどの青色をしており、極めて高い温度に達します。その威力は、木材や骨をほんの数秒で灰に変えてしまうほど強力です。 性格的には、他の多くのドラゴンよりも人間を殺害した記録が少ないとされています。しかし、これは本種が温厚であるからではなく、主に人間が立ち入らないような荒涼とした山岳地帯を好んで生息地とするため、人間との接触機会が少ないことに起因します。巣や縄張りを脅かされた際には、他のドラゴンと同様に極めて攻撃的になります。
作中での役割
- 三大魔法学校対抗試合 (Triwizard Tournament): 1994年にホグワーツ魔法魔術学校で開催された三大魔法学校対抗試合の第一の課題において、勇者たちが対峙する4頭のドラゴンのうちの1頭として登場しました。ホグワーツ代表の勇者であったセドリック・ディゴリーが、このスウェーデン・ショート-スナウト種の母親ドラゴンから金色の卵を奪取する課題に挑みました。セドリックは岩を犬に変身させる変身術でドラゴンの注意を引きましたが、その過程で脚に火傷を負っています。
名前の由来
その名前は、スウェーデン (Swedish) に生息していることと、短い鼻先 (Short-Snout) という身体的特徴に直接由来しています。
幕後情報
- 映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、第一の課題に登場するドラゴンとして原作に忠実に描かれ、その美しい銀青色の姿が映像化されました。
- ゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、密猟者に捕らえられた個体が登場し、プレイヤーが戦うことになります。(ゲーム設定)