ヘブリディーズ・ブラック (Hebridean Black)
基本情報
- 種類 (Type): ドラゴン
- 魔法省分類 (Ministry of Magic Classification): XXXXX (魔法使い殺し/飼育・懐柔不可能)
- 主な特徴 (Key Features): ざらざらした黒い鱗、紫色の目、背中にある鋭い突起、コウモリのような翼
説明と習性
ヘブリディーズ・ブラックは、イギリスを原産地とする2種のドラゴンのうちの1種です。もう1種のウェールズ・グリーン普通種よりも攻撃的な性質を持つことで知られています。体長は最大で30フィート(約9メートル)に達します。 その名の通り、体はざらざらした手触りの黒い鱗で覆われています。目は他のドラゴンには見られない鮮やかな紫色をしており、これが外見上の最も際立った特徴です。背中には浅く鋭い突起が一列に並び、翼はコウモリのそれに似た形状をしています。また、尾の先端は矢じり形になっており、強力な武器として機能します。 食性は肉食で、主に鹿を捕食しますが、時には大型犬や牛を巣に持ち帰ることも報告されています。縄張り意識が非常に強く、1頭あたり最大で100平方マイル(約259平方キロメートル)もの広大な領域を必要とします。伝統的に、ヘブリディーズ諸島に住む魔法族の氏族であるマクファスティー家が、このドラゴンの管理を担ってきました。
物語における言及
このドラゴンに関する最も詳細な情報は、ニュート・スキャマンダー著の教科書『幻の動物とその生息地』に記載されています。
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ロン・ウィーズリーが隠れ穴の自室の壁にヘブリディーズ・ブラックのポスターを貼っていることが描写されており、魔法界では人気や知名度のある存在であることが示唆されています。
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、三大魔法学校対抗試合の第一の課題で4種のドラゴンが用意されましたが、ヘブリディーズ・ブラックはその中には選ばれませんでした。しかし、作中で言及される書籍『大ブリテンおよびアイルランドのドラゴン種』には、イギリス原産種として本種に関する記述が含まれていると考えられます。
名前の由来
舞台裏情報
- ビデオゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、プレイヤーが遭遇し、保護することができる魔法動物の一種として登場します。(ゲーム設定)