マートラップ

マートラップ (Murtlap) は、イギリスの沿岸部に生息する、ネズミに似た魔法生物である。背中にあるイソギンチャクのような成長物が特徴で、その抽出液は魔法による傷の治療薬として知られる。

  • 英語名 (English Name): Murtlap
  • 魔法省分類 (Ministry of Magic Classification): XXX(腕利きの魔法使いなら対処可能)
  • 生息地 (Habitat): イギリスの沿岸部
  • 外見 (Appearance): ネズミのような生物で、背中にイソギンチャクに似た触手状の成長物を持つ
  • 用途 (Uses): 成長物の漬物は呪いへの抵抗力を高める。抽出液(マートラップの抽出液)は治療薬となる。

マートラップは、イギリスの沿岸部に生息するネズミのような外見をした魔法生物である。最も顕著な特徴は、背中に生えているイソギンチャクに似た、柔らかく肉質の触手状の成長物である。 主な食料は甲殻類だが、不用意に踏みつけた人間の足も食べることがある。(幻の動物とその生息地) この背中の成長物は、魔法的な特性を持つことで知られている。酢漬けにして食べると、呪い呪文への抵抗力が高まる。しかし、食べ過ぎると脇から紫色の見苦しい毛が生えてくる副作用がある。この成長物から作られた「マートラップの抽出液」は、魔法によってできた切り傷や咬み傷に対して非常に効果的な癒しと痛みの緩和剤となる。抽出液は黄緑色をしている。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団において、マートラップは重要な治療薬の原料として登場する。