ベリタセルムは、完全に無色透明で、水と見分けがつかない液体です。香りもないため、飲み物に混ぜられても気づくことは極めて困難です。セブルス・スネイプ によれば、わずか三滴で服用者を完全に真実のみを語らせる状態にすることができます。
ベリタセルムは、現在知られている中で最も強力な吐真薬です。これを飲んだ者は、あらゆる質問に対して、自分が真実だと信じていることを全て正直に話さざるを得なくなります。 その強力な効果のため、魔法省 によって厳しく使用が管理されており、尋問などで使用される際には厳格な規則が伴います。しかし、ベリタセルムは万能ではなく、いくつかの弱点や対抗策が存在します。
「ベリタセルム (Veritaserum)」という名前は、ラテン語に由来します。
これらを組み合わせると、「真実の血清」または「真実の液体」という意味になります。
J.K. ローリングは、なぜベリタセルムが魔法界の司法制度で常用されないのかについて、その弱点を説明しています。閉心術による抵抗や解毒剤の存在、さらには魔法で相手の記憶を改竄したり、薬を偽物にすり替えたりすることが可能なため、法廷で絶対的な証拠とはなり得ないからです。(Pottermore)