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マウンテン・トロール

概要

マウンテン・トロール (Mountain Troll)、和名で「山怪」とも呼ばれる、は大型で極めて危険な魔法生物の一種である。その驚異的な腕力と耐久力で知られる一方、知能が著しく低いことでも有名である。一般的に暴力的で予測不可能な性質を持つ。 『ハリー・ポッターと賢者の石』において、ホグワーツ城に侵入した個体が物語の重要な転換点を作り出し、ハリー・ポッターロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーの三人の友情を決定的にしたことで最もよく知られている。

身体的特徴

原著で描写されたマウンテン・トロールは、威圧的で不潔な外見を持つ。

知能と習性

マウンテン・トロールは、魔法生物の中でも特に知能が低いことで知られている。

物語における役割

1991年のハロウィーン、クィリナス・クィレル教授はヴォルデモートの指示のもと、賢者の石を守る三頭犬>フラッフィーを通り抜けるための陽動作戦として、マウンテン・トロールを一体ホグワーツ城の地下牢に侵入させた。クィレルは「トロールだ!地下牢に!」と大広間で叫び、パニックを引き起こして自身は気絶したふりをした。

  しかし、トロールは地下牢ではなく上階へ向かい、偶然にも女子トイレにいた[[ハーマイオニー・グレンジャー]]を追い詰めた。[[ハリー・ポッター]]と[[ロン・ウィーズリー]]は彼女を救出するために駆けつけ、トロールと対峙した。ハリーがトロールの背中に飛び乗って注意を引き、杖を鼻の穴に突き刺すという大胆な行動に出た。その隙に、ロンはハーマイオニーから教わったばかりの[[浮遊呪文]]、[[ウィンガーディアム・レヴィオーサ]]を使い、トロール自身のこん棒を浮かせ、その頭上に落として気絶させることに成功した。この共同での勝利が、三人の間に揺るぎない友情を築くきっかけとなった。
* **その他の言及**
  マウンテン・トロールは、その強靭さから闇の魔法使いによって警備員として利用されることがある。[[第二次魔法戦争]]における[[ホグワーツの戦い]]では、[[ヴォルデモート]]軍の一員として戦うトロールたちの姿が描かれている。

既知の個体

物語中で最も詳しく描写されたマウンテン・トロール。クィリナス・クィレルによって城内に放たれ、最終的にハリーとロンによって倒された。

幕後情報