トカゲ
基本情報
- タイプ: 生物 (爬虫類)、魔法動物 (一部の種)
- 製作者: 自然
記述と外見
「トカゲ」は、魔法界とマグル界の両方に存在する爬虫類の総称である。 非魔法のトカゲは、物語の初期に登場する。ハリー・ポッターがダーズリー家と共に動物園を訪れた際、爬虫類館には「ありとあらゆる種類のトカゲやヘビ」がいたと記述されている。これらのトカゲは、マグルが認識している一般的な外見を持つ。 魔法のトカゲとして最も著名なのはサラマンダーである。この生物は火の中に棲むトカゲで、その体は燃えている火の熱に応じて、鮮やかな緋色から青色まで変化する。外見は小型のトカゲに似ているが、その生態は完全に魔法的である。
魔法特性と用途
魔法生物としてのトカゲ、特にサラマンダーは顕著な魔法特性を持つ。
歴史
魔法界におけるトカゲの歴史は、主にサラマンダーの研究と利用に関連している。 魔法省の魔法動物規制管理部は、サラマンダーを危険度XXX (腕の立つ魔法使いなら対処可能) に分類している。これは、彼らが火傷を引き起こす可能性があるためである。 ホグワーツ魔法魔術学校では、魔法生物飼育学のカリキュラムにサラマンダーが含まれており、三年生がその生態や世話の方法について学ぶ。このことは、魔法界においてこの生物が基礎的な知識として認識されていることを示している。
物語における役割
トカゲは、物語の重要な場面で背景として、あるいは魔法界の日常を示す要素として登場する。
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』: ダドリー・ダーズリーの誕生日に訪れた動物園の爬虫類館で、ハリー・ポッターは数多くのトカゲを目撃する。この場面は、ハリーが蛇語を話す能力を無意識に初めて示す直前の出来事であり、彼の魔法の力が初めて大きく発現するきっかけとなった場所の一部として重要である。
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』: ルビウス・ハグリッドが魔法生物飼育学の教授に就任した後、彼の授業でサラマンダーが登場した。生徒たちは燃え盛る火の中で生きるサラマンダーの世話をし、Filbert's Fabulous Filibusters の花火で火を活性化させ、餌を与えるという課題に取り組んだ。
幕後情報
- 著者の補足資料である『幻の動物とその生息地』では、サラマンダーに関するより詳細な生態が記述されている。
- 映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、サラマンダーに似た外見を持つ火を吐く小型の生物が登場する。(映画設定)