魔法ゲーム・スポーツ部
基本情報
- タイプ: 魔法省の部局
- 所在地: 魔法省本部 地下7階
- 主要職員: ルード・バグマン (部長)、バーサ・ジョーキンズ (元職員)
- 責務: 魔法界のゲームとスポーツ(特にクィディッチ)の規制と運営
概要と役割
魔法ゲーム・スポーツ部は、英国魔法省に属する部局の一つで、魔法界におけるあらゆるゲームとスポーツの管理・運営を担っています。その中でも特に重要な責務は、国民的スポーツであるクィディッチの統括です。 部の事務所は魔法省本部の地下7階に位置しており、廊下には応援するクィディッチチームのポスターが雑然と貼られているなど、他の厳格な部局と比較して、ややリラックスした雰囲気を持つと描写されています。主な業務には、クィディッチ・ワールドカップや三校対抗試合のような大規模な国際イベントの企画・運営が含まれます。
物語における役割
この部局は、特に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』において重要な役割を果たします。
- クィディッチ・ワールドカップの主催: 1994年に開催されたクィディッチ・ワールドカップの運営を担当しました。このイベント中、部長であるルード・バグマンはゴブリンと賭けを行い、多額の借金を負いました。
- バーサ・ジョーキンズの失踪: 元職員であるバーサ・ジョーキンズの失踪は、物語の重要な伏線となります。彼女は偶然バーテミウス・クラウチ・ジュニアの生存に関する秘密を知ってしまい、その記憶をヴォルデモート卿に引き出された後、殺害されました。この情報がヴォルデモート卿の復活計画に大きく貢献しました。
- パーシー・ウィーズリーの勤務: パーシー・ウィーズリーはホグワーツ卒業後、短期間この部局で働いていましたが、鍋の底の厚さを標準化する報告書の作成といった退屈な仕事に不満を抱いていました。
既知の部署
魔法ゲーム・スポーツ部には、以下の下位組織が存在します。
幕後情報
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の映画版では、部長であるルード・バグマンのキャラクターが完全にカットされたため、魔法ゲーム・スポーツ部の役割は大幅に縮小され、物語における存在感はほとんどなくなりました。(映画設定)