スナガラフは、一見すると節くれだった枯れ木、あるいは何の変哲もない切り株のように見える、非常に deceptive (人を欺く) な外見を持つ魔法植物です。しかし、刺激を受けると、その正体である攻撃的な性質を現します。 静止状態では単なる「節くれだった切り株」にしか見えませんが、収穫しようと近づく者に対しては、蔦のような触手を素早く伸ばして鞭のように攻撃します。 この植物の価値は、その内部に隠された莢(さや)にあります。この莢は、緑色でグレープフルーツほどの大きさがあり、脈打っているのが特徴です。莢をこじ開けると、中から青白い緑色をした、太く短いワームのようにうごめく塊茎(かいけい)が現れます。
スナガラフの最も顕著な特性は、その強力な自己防衛メカニズムです。収穫者を危険な触手で積極的に攻撃するため、取り扱いには専門的な知識と適切な装備が不可欠です。N.E.W.T.レベルの薬草学の授業では、生徒たちはドラゴンの革の手袋やゴーグルなどの防具を着用することが義務付けられました。 スナガラフの主な用途は、その莢から得られるうごめく塊茎を収集することにあります。この塊茎が具体的に何のポーションの材料になるのか、あるいはどのような魔法的効果を持つのかは原作では明記されていませんが、N.E.W.T.課程で扱われることから、高度で強力な魔法薬の材料であると推測されます。
スナガラフは、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第14章で詳述されます。ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーが6年生の薬草学の授業で、ポモーナ・スプラウト先生の指導のもと、この植物の莢を収穫する課題に取り組みました。 授業中、ネビル・ロングボトムはスナガラフの触手に顔を打たれるなど、多くの生徒がその扱いに苦労しました。一方で、ハリー・ポッターは(実際には飲んでいなかったものの)幸運薬フェリックス・フェリシスの効果を信じ込んでいたことによる自信からか、容易に自分のスナガラフを制圧し、莢を収穫することに成功しました。