ワーム

魔法生物の フロバーワーム (Flobberworm) を指す言葉として使われることが多いため、この項目では同生物について解説します。

  • 魔法省分類 (M.O.M. Classification): X(退屈)
  • 原産地 (Native to): イギリスおよびヨーロッパ
  • 生息地 (Habitat): 湿った溝やぬかるみ
  • 外見 (Appearance): 太い茶色のミミズに似ており、体長は最大10インチ(約25cm)に達する。

フロバーワームは、湿った溝に生息する草食性の魔法生物です。主な餌はレタスやその他の葉物野菜ですが、特に好んで食べるのはレタスです。 その生態は極めて単調で、ほとんど動くことがありません。この著しい退屈さから、魔法省による危険度分類では最低ランクの「X」を与えられています。フロバーワームの最も顕著な特徴は、体の両端から粘液(フロバーワームの粘液)を分泌することです。この粘液は緑色で、魔法薬の材料として利用されます。体の前後が同じ見た目をしており、どちらが頭部であるかを区別するのは困難です。

「Flobberworm」という英語名は、その性質を的確に表しています。

  • Flobber: 英語で「ぶよぶよした」「だらしない」といった状態を表す俗語「flob」や「flop」に由来すると考えられます。
  • Worm (ワーム): ミミズなどの蠕虫(ぜんちゅう)を指す一般的な英単語です。