アフリカの木の蛇の皮

アフリカの木の蛇が脱皮した後の抜け殻です。原作小説ではその色や質感に関する詳細な記述はありませんが、ポリジュース薬を調合するための重要な材料の一つとして知られています。

この材料の最も重要かつ唯一知られている用途は、ポリジュース薬の調合です。

  • ポリジュース薬の材料: ポリジュース薬を調合するために不可欠な材料の一つ。この薬は、服用者が別人の姿に一時的に変身することを可能にする、非常に複雑で高度な魔薬です。アフリカの木の蛇の皮は、薬の変身特性を安定させる役割を担っていると考えられます。

アフリカの木の蛇の皮は、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』において、物語の重要な転換点で役割を果たします。 スリザリンの継承者ドラコ・マルフォイであるかを突き止めるため、ハリー・ポッターロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーの三人はポリジュース薬を調合することを計画します。しかし、アフリカの木の蛇の皮はホグワーツの一般の生徒では入手できない材料であり、セブルス・スネイプ教授の個人棚に厳重に保管されていました。 魔法薬学の授業中、ハーマイオニーはグレゴリー・ゴイル大鍋フィリバスターの仕掛け花火を投げ込むことで意図的に混乱を引き起こしました。その騒ぎに乗じて、彼女はスネイプの個人棚に忍び込み、アフリカの木の蛇の皮とバイコーンの角を盗み出すことに成功しました。この大胆な行動により、三人はポリジュース薬の調合を続けることができ、後のスリザリン公共ラウンジへの潜入計画に繋がりました。

  • 一部のハリー・ポッター関連のビデオゲームでは、収集可能なアイテムとして登場することがあります。(ゲーム設定)