姿くらまし防止呪文

  • 呪文名称 (Incantation): 不明(多くの場合、言葉を発しない無言呪文として、あるいは特定の場所に恒久的にかけられる呪いとして使用される)
  • 発音 (Pronunciation): 不明
  • 手勢 (Wand Movement): 不明
  • 光芒の色 (Light Color): 不明
  • 呪文の効果 (Effect): 特定の空間への、あるいは特定の空間からの姿くらまし姿現しを阻止する。
  • 呪文の分類 (Type): 呪文 (Jinx), 防衛魔法 (Defensive Spell)

姿くらまし防止呪文は、特定のエリアへの侵入やそこからの脱出を防ぐための、高度な防衛魔法である。この呪文がかけられた範囲内では、魔法使いは姿くらまし姿現しもできなくなる。その強力さから、重要な場所の防衛に不可欠な魔法とされている。 作中での主な使用例は以下の通りである。

この呪文は高度な魔法であり、ホグワーツの標準的なカリキュラムには含まれていない。N.E.W.T.レベルの優秀な魔法使い、例えばハーマイオニー・グレンジャーのような人物が習得できる。 この呪文に対する直接的な対抗呪文は知られていない。呪文の効果を逃れる方法はいくつか存在する。

英語名は Anti-Disapparition Jinx である。

  • Anti- は「反対」「対抗」を意味する接頭辞。
  • Disapparition は「姿くらまし」を意味する。
  • Jinx は「呪い」や「呪文」の一種を指す。

日本語名の「姿くらまし防止呪文」は、その効果を直接的に説明した非常に分かりやすい名称である。

  • 物語の初期からホグワーツ姿くらましで出入りできないという設定は存在したが、「姿くらまし防止呪文」という明確な名称が登場するのは物語の後半である。これは、物語が進むにつれて魔法の世界のルールがより詳細に説明されていく一例と言える。
  • この呪文の存在は、物語のプロットにおいて重要な役割を果たす。敵から身を守るための重要な盾となる一方で、主人公たちが絶体絶命の状況に陥る際の「枷」としても機能し、物語の緊張感を高めている。