クィディッチ競技場

クィディッチ競技場は、ホグワーツ魔法魔術学校の敷地内に存在する、魔法界で最も人気のあるスポーツ、クィディッチの試合を行うために建設された施設である。フィールドは広大な楕円形をしており、表面は丁寧に手入れされた芝生で覆われている。フィールドの両端には、それぞれ異なる高さを持つ3本の金色のポールが立っており、その頂上には大きな輪(ゴール)が取り付けられている。 試合の際には、グリフィンドールハッフルパフレイブンクロースリザリンの4つの寮の生徒たちが、各寮を象徴する色で飾られた観客席の塔から自チームを応援する。教職員や特別な招待客のための観覧席も別途設けられている。 この競技場は、クィディッチの試合だけでなく、特別なイベントの会場としても使用されることがある。特に重要な出来事として、1994年から1995年にかけて開催された三大魔法学校対抗試合では、競技場全体が第三の課題のために巨大な迷路へと魔法で変えられた。

クィディッチ競技場は、ハリー・ポッターのホグワーツ生活において数多くの重要な出来事の舞台となった。

  • 競技フィールド (Playing Field): クィディッチの試合が行われる主要な芝生のエリア。
  • 観客席 (Spectator Stands): 各寮の生徒たちが試合を観戦するための高い塔。試合の際には寮の旗や色で飾られる。教職員用の席も存在する。
  • 更衣室 (Changing Rooms): 各チームが試合前に準備をしたり、作戦会議を開いたりするための建物。
  • 実況席 (Commentator's Box): 試合の進行を実況解説するための席。主にリー・ジョーダン、後にはザカリアス・スミスルーナ・ラブグッドが使用した。
  • 映画版では、観客席は木製の非常に高い塔として描かれ、シリーズを通してそのデザインは変化している。(映画設定)
  • 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』では、ホグワーツの戦いの最中に競技場が死喰い人 (デス・イーター) によって炎上し、破壊される様子が描かれているが、原作にはそのような明確な描写はない。(映画設定)