グリフィンドール
基本情報
- 種類: ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮のうちの一つ
- 創設者: ゴドリック・グリフィンドール
- 寮監: ミネルバ・マクゴナガル
- シンボル: 獅子
- 寮の色: 緋色と金色
- 寮のゴースト: ほとんど首無しニック
- 場所: ホグワーツ城の7階、グリフィンドール塔
- 入口: 「太った婦人」の肖像画。入室には合言葉が必要。
説明と歴史
グリフィンドールは、ホグワーツ魔法魔術学校の創設者の一人、ゴドリック・グリフィンドールによって創設された寮です。この寮は、特に以下の資質を持つ生徒を高く評価します。
- 勇気 (Courage)
- 大胆さ (Daring)
- 気力 (Nerve)
- 騎士道精神 (Chivalry)
組分け帽子は、グリフィンドールが「勇敢な者、いかなる危険も恐れぬ者」を求めたと歌っています。寮のシンボルである獅子も、これらの価値観を象徴しています。 グリフィンドール寮は、サラザール・スリザリンが創設したスリザリン寮とは、創設以来の長きにわたるライバル関係にあります。これは、マグル生まれの生徒を受け入れることに関する創設者二人の意見の対立に端を発しています。 グリフィンドール塔への入口は7階の東の塔にあり、「太った婦人」の肖像画によって守られています。彼女に正しい合言葉を告げると、肖像画が横に開き、円形の穴を通って談話室に入ることができます。ハリー・ポッターとアズカバンの囚人では、シリウス・ブラックが肖像画を切り裂いて侵入しようとしたため、一時的にサー・カドガンの肖像画が代役を務めました。
物語における役割
物語の主人公であるハリー・ポッター、そして彼の親友であるロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーが所属する寮であるため、グリフィンドールは物語の中心的な舞台となります。多くの重要な出来事がグリフィンドールの生徒たちを中心に展開します。
- ダンブルドア軍団: ドローレス・アンブリッジの支配下で、ダンブルドア軍団の創設と活動の中心となったのはグリフィンドールの生徒たちでした。
既知の区域
- グリフィンドール談話室: グリフィンドール塔の中にある居心地の良い円形の部屋。壁には緋色のタペストリーが飾られ、ふかふかの肘掛け椅子やテーブルが置かれ、大きな暖炉が部屋を暖めています。窓からはホグワーツの敷地を見渡せます。
- 寝室: 談話室から続く二つの螺旋階段が、それぞれ男子寮と女子寮に通じています。女子寮の階段には、男子生徒が立ち入ろうとすると階段が滑り台に変わる魔法がかけられています。
幕後情報
- 名前の由来: 「グリフィンドール (Gryffindor)」という名前は、勇気と高潔さの象徴である神話上の生き物「グリフィン (Griffin)」と、フランス語で「金の (of gold)」を意味する「d'or」を組み合わせたものと考えられます。これは寮の色である金色と一致します。
- 四大元素: J.K. ローリングは、ホグワーツの各寮を四大元素と関連付けており、グリフィンドールは「火」に対応します。これは寮のシンボルカラーである緋色と金色、そして寮生の情熱的な気質を反映しています。(Pottermore)