サンダーバードの尾羽
基本情報
- タイプ (Type): 杖の芯材
記述と外観
『ハリー・ポッター』シリーズ本編に直接の記述はない。しかし、芯材の元となるサンダーバードは、天候を操る能力を持つ、雄大で魔法的な鳥であることから、その尾羽も力強く美しい外観を持つと推測される。(ファンタスティック・ビースト)
魔法的な特性と用途
サンダーバードの尾羽を芯材とする杖は、強力かつ扱いの難しいことで知られる。その特性は以下の通りである。(ポッターモア)
- 危険察知能力: この芯材を持つ杖は、危険を自律的に察知する能力を持つ。
歴史
サンダーバードの尾羽を杖の芯材として利用する技術は、アメリカの著名な杖製作者であるシコバ・ウルフによって開拓された。彼の作る杖は精巧で力強いと評判であり、特に変身術使いから高く評価された。この芯材は、ユニコーンの毛、ドラゴンの心臓の琴線、不死鳥の羽根といったオリバンダーが用いる三大芯材とは異なる、北米独自の杖製作伝統を象徴する素材の一つである。(ポッターモア)
物語における役割
サンダーバードの尾羽は、『ハリー・ポッター』シリーズ本編(全7巻)には登場しない。 この芯材に関する設定は、主にウェブサイト「ポッターモア」(現在のWizarding World)や、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズを通じて明らかにされたものであり、魔法ワールドの世界観、特に北米の魔法社会の深みを加える役割を担っている。
舞台裏情報
- この芯材の設定は、J.K. ローリングが北米の魔法学校であるイルヴァーモーニー魔法魔術学校の歴史を執筆する際に、同校の創設者の一人であるジェームズ・スチュワードと協力した杖作りシコバ・ウルフの背景として導入された。(ポッターモア)