ユニコーンの毛

ユニコーンのたてがみや尾から採れる、銀色に輝く美しい毛。その清らかさと強力な魔力で知られています。若いユニコーンの毛は金色ですが(『ハリー・ポッターと賢者の石』)、一般的にの芯として使用されるのは、成長したユニコーンの銀色の毛です。

ユニコーンの毛は、その強力な魔法の特性から、特にの芯として非常に高く評価されています。 杖の芯として 高名な杖製造者であるギャリック・オリバンダーは、ユニコーンの毛を「至高の杖の芯」の一つとして、不死鳥の羽根ドラゴンの心臓の琴線と共に使用しています。彼によると、ユニコーンの毛を芯とするには以下の特徴があります。

  • 最も安定した魔法をかけることができます。
  • 変動や妨害の影響を最も受けにくいです。
  • 全ての芯の中で最も持ち主に忠実です。
  • 闇の魔術に最も染まりにくい性質を持っています。
  • 最も強力なにはなりにくい傾向がありますが、これは些細な欠点と見なされています。
  • 不適切な扱いを受けると「憂鬱」になり、毛が「死んで」効力を失い、交換が必要になることがあります。

その他の用途 杖の芯以外にも、その強度と魔法的な性質から非常に価値が高い素材です。ホラス・スラグホーンは、その価値について触れ、一本当たり10ガリオンもの高値で取引されることがあると述べています(『ハリー・ポッターと謎のプリンス』)。

ユニコーンの毛は古代から強力な魔法の素材として知られており、特にイギリスのオリバンダー家によって、最高品質のの芯の一つとして長年使用されてきました。その安定性と持ち主への忠誠心から、多くの魔法使いや魔女に好まれています。

ユニコーンの毛は、の持ち主の性質を象徴する重要な要素として物語の中で機能します。

  • J.K. ローリングがウェブサイト「Pottermore」で明かした情報によると、ユニコーンの毛は闇の魔術に最も転用しにくい芯材であるため、死喰い人のような闇の魔術を専門とする魔法使いのにはほとんど見られません。(Pottermore)