タットシル・トルネードズ
概要
タットシル・トルネードズ (Tutshill Tornados) は、イギリスとアイルランドのクィディッチリーグに所属する、非常に人気と実力を兼ね備えたプロチームです。その創設は16世紀に遡り、リーグ史上最も成功したチームとして知られています。物語の中では、主要キャラクターがファンであることなど、背景情報として言及されます。
基本情報
歴史と功績
『クィディッチ今昔』によると、タットシル・トルネードズは1520年に創設された、長い歴史を持つチームです。彼らの最も輝かしい功績は、リーグカップを5回連続で制覇したことであり、これは現在も破られていないリーグ記録です。 チーム史上最も有名な選手は、キャプテン兼シーカーであったロデリック・プラムトンです。彼は1921年の試合において、わずか3秒半で金のスニッチを捕獲するという英国記録を打ち立てました。この驚異的な記録は、多くのクィディッチファンによって伝説として語り継がれています。一部のファンは、これが「プラムトン・プロイ」 (Plumpton Ploy) と呼ばれる意図的な戦術だったと主張していますが、プラムトン本人は生涯にわたってこれを否定し、「ただの幸運だった」と語っています。
物語における役割
タットシル・トルネードズは、作中で試合を直接行う場面はありませんが、クィディッチという魔法界のスポーツ文化を深く描写するための重要な要素として機能しています。
名前の由来
- トルネードズ (Tornados): 「竜巻」を意味する言葉で、スポーツチームの名前としてよく用いられます。チームの圧倒的なスピードと力強さを象徴していると考えられます。
幕後情報
- チームに関する詳細な設定(創設年、紋章、ロデリック・プラムトンの記録など)のほとんどは、原作小説ではなく、副読本である『クィディッチ今昔』で明らかにされています。
- 作者が自身のゆかりの地をチーム名に採用している点から、このチームに対して特別な愛着を持っている可能性がうかがえます。