プラムトン・プロイ

プラムトン・プロイ

プラムトン・プロイ (Plumpton Ploy) は、クィディッチにおいてシーカーが行う、極めて高い技術を要する有名な技の一つです。一見すると偶発的な動きに見せかけ、金のスニッチを自身の袖の中に滑り込ませて捕獲するという、大胆かつ巧妙な策略です。

この技を実行するシーカーは、意図的にバランスを崩したかのような無防備な急降下や旋回を行います。相手チームや観客が、選手がから落ちそうになっている、あるいはスニッチを見失ったと誤認した瞬間に、巧みに金のスニッチをユニフォームの袖口に滑り込ませて捕獲を完了させます。『クィディッチ今昔』では「大胆さと技術の極致」と評されています。この技は、相手の意表を突くだけでなく、シーカー自身の卓越した飛行技術と身体能力を証明するものでもあります。

この技の名前は、考案者であるイングランド代表チームのシーカーロデリック・プラムトン (Roderick Plumpton) の名前に由来します。「プロイ」(Ploy) は英語で「策略」「たくらみ」を意味し、相手を欺くこの技の本質を的確に表しています。

この技に関する最も詳細な記述は、原作小説ではなく、副読本である『クィディッチ今昔』に登場します。