臭い爆弾

臭い爆弾は、中に悪臭を放つ液体または気体を詰めた、暗い色のガラス製の小さな球体です。衝撃を与えると簡単に割れるように作られており、地面に投げつけられると、中身が飛散して強烈で持続性のある不快な臭いを放出します。その臭いは、作中でしばしば「腐った卵」のようだと表現されます。

臭い爆弾の唯一にして最大の機能は、破壊された際に非常に強力な悪臭を広範囲に拡散させることです。この臭いは単に不快なだけでなく、長時間その場に留まる特性を持っています。主な用途は以下の通りです。

  • いたずら: ホグワーツの生徒たちの間で、廊下や教室で騒ぎを起こすための定番アイテムとして人気があります。管理人のアーガス・フィルチは、校内で使用された臭い爆弾の後始末に常に悩まされています。
  • 陽動: 敵の注意をそらしたり、特定の場所から人々を一時的に追い払ったりするための陽動作戦に使用されます。
  • 妨害: 授業やイベントを妨害する目的で使われることもあります。

臭い爆弾の具体的な起源や発明者に関する記述は原作にはありません。しかし、ホグズミード村にあるゾンコのいたずら専門店で長年販売されていることから、魔法界では古くから親しまれているいたずら道具であると推測されます。後にフレッド・ウィーズリージョージ・ウィーズリーダイアゴン横丁に開店したウィーズリー・ウィザード・ウィーズでも、主力商品の一つとして取り扱われました。

  • いくつかのハリー・ポッター関連ビデオゲームにおいて、プレイヤーが使用できるアイテムとして登場し、敵の注意を引いたり、一時的に行動を妨害したりする効果を持つことが多いです。(ゲーム設定)