くらまし呪文

  • 咒语名称 (Incantation): 不明(原作中未提及咒语)。Disilludere(ゲーム『ホグワーツ・レガシー』より)
  • 发音 (Pronunciation): ディシルデレ (di-sil-DE-re) (ゲーム設定より)
  • 手势 (Wand Movement): 対象の頭頂部をで軽く叩く。
  • 光芒颜色 (Light Color): なし。アラスター・ムーディハリー・ポッターに使用した際、ハリーは頭の上で卵が割られ、冷たい液体が全身に流れ落ちるような感覚を覚えた。
  • 咒语效果 (Effect): 対象者とその衣服を、まるでカメレオンのように周囲の背景と完全に同化させる。これにより、対象者は肉眼ではほとんど見えなくなる。
  • 咒语分类 (Type): 魔呪 (Charm)

「くらまし呪文」は、対象を不可視にするのではなく、周囲の風景に溶け込ませる高度な隠蔽魔法です。作中では、多くの熟練した魔法使いによって使用されました。

この呪文は非常に高度な魔法とされており、習得は困難です。ホグワーツ魔法魔術学校では、N.E.W.T.(いもり試験)レベルのカリキュラムで扱われます。 「くらまし呪文」は完全な透明化ではないため、いくつかの方法で見破ることが可能です。

  • 魔法の目: アラスター・ムーディ魔法の目は、「くらまし呪文」や隠れマントを含むあらゆる隠蔽を見破ることができる。
  • 物理的接触: 呪文の効果下にある人物に物理的に触れることで、その存在を確認できる。
  • 呪文による探知: 人間存在暴露呪文 (ホメナム・レベリオ) を使用することで、隠れている人間の存在を明らかにすることができる。
  • 視覚的歪み: 呪文をかけられた者が動くと、背景にわずかな揺らぎや歪みが生じることがあり、注意深い観察者には見破られる可能性がある。
  • くらまし (Kuramashi): 日本語の動詞「眩ます (kuramasu)」に由来する。これは「人の目を欺く」「姿を隠す」といった意味を持ち、呪文の効果を的確に表している。
  • Disillusionment (英語名): 本来は「幻滅させる」という意味の単語だが、魔法の文脈では「幻影 (illusion) を解く・無効化する」と解釈できる。この呪文は、対象者が一個の独立した存在であるという「幻影」を解き、背景の一部であるかのように見せる効果を持つ。
  • Disilludere (呪文): ラテン語の接頭辞「dis-」(分離、否定)と、ラテン語の「ludere」(遊ぶ、欺く)または「illusio」(幻影)を組み合わせた造語と考えられる。「幻影を取り去る」という意味合いが込められている。
  • 隠れマントとの違い: 「くらまし呪文」は対象を背景に同化させるのに対し、死の秘宝の一つであるハリー・ポッター隠れマントは、着用者を真に不可視にする。また、マントの効果は呪文と異なり永続的である。
  • 映画での描写: 映画シリーズでは、「くらまし呪文」の効果は対象が半透明になり、背景が透けて見えるような視覚効果で表現されることが多い。これは原作の「カメレオンのように」という説明を映像的に解釈したものである。
  • ゲームでの登場: ゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、主人公が使用できる重要なステルス魔法として登場し、敵から身を隠しながら行動するために不可欠な呪文となっている。この作品で初めて「Disilludere」という呪文が設定された。(ゲーム設定)