マジックニープ、一般にはニーズルとして知られるこの生物は、非常に知能の高い、猫に似た小型の魔法生物である。外見は通常の猫と酷似しているが、いくつかの明確な特徴によって区別される。その毛皮は斑点模様、まだら模様、ぶち模様など様々で、普通ではないほど大きな耳と、先端にふさのついたライオンのような尾を持つ。 その賢さから、魔法生物規制管理部によって正式な許可なく飼育することは規制されている。
ニーズルの最も特筆すべき能力は、その高い知能と、人間に対する鋭い洞察力にある。
ニーズルはその有用性と賢さから、一部の魔法使いにペットとして飼われている。ただし、前述の通り、飼育には魔法省の許可が必要である。 また、ニーズルは通常の猫と交配させることが可能である。この半ニーズルの血を引く猫は、通常の猫よりもはるかに高い知能を受け継ぐ。最も有名な例が、ハーマイオニー・グレンジャーの飼い猫であるクルックシャンクスである。
ニーズルの特性は、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』において、クルックシャンクスを通じて物語の重要な鍵となった。