グレイロック山
基本情報
- タイプ (Type): 山、魔法学校の所在地
- 所有者 / 居住者 (Owner/Residents): イルヴァーモーニー魔法魔術学校の教職員および生徒
記述と歴史
以下の情報は、J.K.ローリングがPottermoreで発表した「イルヴァーモーニー魔法魔術学校」の物語に基づくものです。 グレイロック山は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州に実在する最高峰の山であり、北米の主要な魔法学校であるイルヴァーモーニー魔法魔術学校の所在地です。(Pottermore) この山は、ノーマジ(アメリカにおけるマグルの呼称)の目からその存在を隠すため、非常に強力で複雑な呪文が何重にもかけられています。そのため、非魔法族の登山者や飛行機からは、山頂が常に神秘的な霧の渦に包まれているように見えます。山の頂には、花崗岩でできたイルヴァーモーニー魔法魔術学校の城がそびえ立っています。 この場所は、学校の創設者の一人であるイゾルト・セイアによって選ばれました。彼女がアイルランドからアメリカへ渡った後、この山で様々な魔法動物と出会い、後に夫となるノーマジのジェームズ・スチュワードと共に、山頂に最初の小さな花崗岩の家を建てました。この家が、後に壮大な城へと発展するイルヴァーモーニー魔法魔術学校の原型となりました。学校の歴史の初期には、イゾルト・セイアの邪悪な叔母であるゴームレイス・ゴーントが襲撃しましたが、山の魔法生物であるパックワジたちの助けによって撃退されました。
物語における役割
グレイロック山は、『ハリー・ポッター』シリーズの原作小説7作品には登場しません。その存在と設定は、J.K.ローリングが魔法界をアメリカ大陸にまで広げた際に、Pottermore上で初めて明らかにされました。 この山は、北米の魔法社会の中心地であるイルヴァーモーニー魔法魔術学校の揺りかごとして、非常に重要な役割を担っています。ヨーロッパのホグワーツ魔法魔術学校がスコットランドのハイランド地方に隠されているのと同様に、グレイロック山はアメリカの魔法界に神秘性と隠された拠点を提供し、ファンタスティック・ビーストシリーズで描かれるアメリカの魔法史の地理的基盤を形成しています。
既知の区域
- イルヴァーモーニー魔法魔術学校 (Ilvermorny School of Witchcraft and Wizardry): グレイロック山の最高峰に位置する石造りの城。
舞台裏情報
- この場所に関するすべての情報は、J.K.ローリングが2016年6月28日にウェブサイトPottermore(現Wizarding World)で発表した、イルヴァーモーニーの創設に関する一連の短編小説に由来します。(Pottermore)
- 実在の場所を魔法の世界の舞台として使用することにより、作者はアメリカの魔法社会に現実味と深みを与えています。グレイロック山はマサチューセッツ州バークシャー郡に実在し、景色の美しいハイキングコースとして知られています。