レッドキャップ

レッドキャップ

  • タイプ (Type): 魔法生物
  • 魔法省分類 (Ministry of Magic Classification): XXX (危険)
  • 原産地 (Native to): 北ヨーロッパ
  • 主な生息地 (Typical Habitat): 城の地下牢、古い戦場跡など、人間の血が流された場所

レッドキャップは、ゴブリンに似た小柄な魔法生物で、その危険性から魔法省によって「XXX」に分類されています。主に人間の血が流された場所、例えば城の地下牢や古い戦場跡の穴などに潜んでいます。 彼らの最も顕著な特徴は、その名の由来となった赤い帽子です。民間伝承によれば、彼らは殺害した犠牲者の血で帽子を染めると言われています。闇夜に一人でいるマグル魔法使いを襲い、棍棒で殴り殺そうとする非常に残忍な性質を持っています。 その凶暴性にもかかわらず、レッドキャップは比較的単純な呪い呪文で簡単に撃退することが可能です。

レッドキャップは、ハリー・ポッターとアズカバンの囚人において、リーマス・ルーピンが教える3年生の「闇の魔術に対する防衛術」の授業で登場しました。ルーピンは期末試験の一環として、様々な闇の生物を配置した障害物コースを準備し、レッドキャップはその中の一体でした。 ハリー・ポッターは、この障害物コースでレッドキャップに遭遇した際、機転を利かせて生物を溝に足を取らせて転ばせることで対処しました。このコースには、レッドキャップの他にグリンデローヒンキーパンク、そしてボガートなどが含まれていました。

「レッドキャップ (Red Cap)」という名前は、イングランドとスコットランドの境界付近に伝わる民間伝承に由来します。伝承におけるレッドキャップは、廃墟となった城に住む悪意に満ちたゴブリンやエルフの一種とされています。彼らは通りかかった旅人を殺し、その血で帽子を染めるとされ、帽子が乾くと死んでしまうため、絶えず殺人を繰り返すと言われています。 J.K. ローリングは、この伝承を基に魔法ワールドの生物としてレッドキャップを創造しました。

  • ビデオゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、敵キャラクターとして登場し、プレイヤーは戦闘で彼らと対峙することになります。(ゲーム設定)