ノルウェー・リッジバック種は、その名の通りノルウェー原産の非常に珍しいドラゴンである。外見はハンガリー・ホーンテール種に似ているが、尾の棘の代わりに、背中に漆黒の際立った隆起があるのが最大の特徴である。
ノルウェー・リッジバック種は、最も危険なドラゴンの一つとして知られており、その習性は極めて攻撃的である。
ノルウェー・リッジバック種は、魔法省によって最も危険度が高い「XXXXX」に分類されている、取引が禁止された魔法生物である。 1991年、ルビウス・ハグリッドはホッグズ・ヘッドのパブでフードをかぶった見知らぬ男(正体はヴォルデモート卿に寄生されたクィリナス・クィレル)との賭けに勝ち、このドラゴンの卵を手に入れた。ハグリッドはホグワーツの敷地内にあるハグリッドの小屋で卵を孵化させ、その幼体にノーバートと名付けた。 しかし、ノーバートの存在はドラコ・マルフォイに知られ、またその危険性から飼育は不可能と判断された。ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの助けにより、ノーバートはルーマニアでドラゴンの研究をしているチャーリー・ウィーズリーの元へ無事に引き渡された。
ノルウェー・リッジバック種は、主に『ハリー・ポッターと賢者の石』において重要な役割を果たす。ハグリッドがノーバートを違法に飼育した一件は、物語のいくつかの重要な転換点に関わっている。