フォレスト・トロル (Forest Troll) は、魔法生物であるトロールの三種の亜種のうちの一つです。主に森林や林地に生息し、その環境に適応した外見的特徴を持っています。知能は極めて低いですが、巨大な体躯と恐るべき怪力を誇る危険な生物です。 その存在は、ニュート・スキャマンダーが著した教科書『幻の動物とその生息地』で詳しく解説されており、ホグワーツ魔法魔術学校の闇の魔術に対する防衛術のカリキュラムにも含まれています。
フォレスト・トロルは、トロールの中でも特にその生息環境に適応した種です。
フォレスト・トロルは、J.K. ローリングの原作小説7部作において、実際に姿を現すことはありません。 唯一の直接的な言及は、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でハリー・ポッターがO.W.L.試験の「闇の魔術に対する防衛術」実技試験を受けた場面です。試験官はハリーに対し、「フォレスト・トロルの決定的な特徴を5つ挙げよ」という口頭試問を行いました。このことから、フォレスト・トロルの生態はホグワーツ魔法魔術学校の5年生レベルの生徒が習得すべき知識であることがわかります。 多くの読者が混同しがちですが、『ハリー・ポッターと賢者の石』でクィリナス・クィレルが地下牢に放ち、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーが女子トイレで戦ったのは、フォレスト・トロルではなくマウンテン・トロールです。