スリザリン・クィディッチチーム
概要
スリザリン・クィディッチチームは、ホグワーツ魔法魔術学校の四つの寮の一つであるスリザリン寮を代表するクィディッチチームである。チームカラーは寮の色と同じく緑と銀。彼らは勝利への強い執念と、目的のためには手段を選ばない狡猾なプレースタイルで知られている。特に、長年にわたるグリフィンドール・クィディッチチームとの激しいライバル関係は、ホグワーツの学内生活における主要な対立軸の一つとなっている。
ハリー・ポッター在学中の歴史
ハリー・ポッターがホグワーツに在学していた期間、スリザリンチームは何度もクィディッチ杯を巡ってグリフィンドールと激突した。
- 2年目 (1992-1993): ルシウス・マルフォイの寄付により、チーム全員が最新鋭の箒であるニンバス2001を手に入れた。この見返りとして、息子のドラコ・マルフォイが新しくシーカーの座を得た。しかし、秘密の部屋の事件が深刻化したため、この年のクィディッチ杯は中止となった。
- 4年目 (1994-1995): 三大魔法学校対抗試合の開催のため、この年のクィディッチ杯は行われなかった。
- 5年目 (1995-1996): ドローレス・アンブリッジの介入により、ハリー・ポッターがチームから追放された後のグリフィンドール戦で勝利を収めた。しかし、最終的にはグリフィンドールがカップを勝ち取った。この年、ビンセント・クラッブとグレゴリー・ゴイルがビーターとしてチームに加わった。
- 6年目 (1996-1997): ドラコ・マルフォイが自身の任務に専念していたため、シーカーのポジションを欠くことがあった。最終戦ではグリフィンドールに大敗を喫し、カップを逃した。
プレースタイルと特徴
スリザリンチームのプレースタイルは、極めて攻撃的かつ物理的であることで知られる。彼らはルール違反すれすれの危険なプレイを厭わず、特にブラッジャーを使って相手チームの選手(特にスター選手)を意図的に狙う戦術を多用した。また、ドラコ・マルフォイのように、相手選手を言葉で挑発して冷静さを失わせる心理戦も得意とした。最新かつ最高の用具を揃えることを重視し、ニンバス2001のような高性能な箒で技術的な優位性を確保しようとする傾向があった。
ユニフォームと用具
判明しているチームメンバー
キャプテン (Captain)
- マーカス・フリント - チェイサー。ハリーの1年目から3年目までキャプテンを務めた。
- モンタギュー - チェイサー。ハリーの5年目にキャプテンを務めた。
- アーカート - ハリーの6年目にキャプテンを務めた。
シーカー (Seeker)
- テレンス・ヒッグス - ハリーの1年目におけるシーカー。
- ドラコ・マルフォイ - ハリーの2年目から6年目までシーカーを務めたが、6年目は欠場することもあった。
- ハーパー - 6年目にマルフォイが欠場した際の代役。
チェイサー (Chaser)
- モンタギュー
- ウォリントン
- ヴェイジー
ビーター (Beater)
- デリック
- ボール
- ビンセント・クラッブ - ハリーの5年目から。
- グレゴリー・ゴイル - ハリーの5年目から。
キーパー (Keeper)