ゴドリック・グリフィンドール (Godric Gryffindor) は、10世紀頃に生きた伝説的な魔法使いであり、ホグワーツ魔法魔術学校を設立した四人の創設者の一人です。彼は自身の名を冠したグリフィンドール寮の創設者であり、その資質として勇気、大胆さ、騎士道精神を最も重んじました。マグル生まれの魔法使いを積極的に受け入れるべきだと主張し、純血主義を掲げたサラザール・スリザリンと対立したことで知られています。彼の遺したグリフィンドールの剣と組分け帽子は、ホグワーツの歴史において極めて重要な役割を果たしました。
ゴドリック・グリフィンドールは、後に彼にちなんで名付けられることになる村、ゴドリックの谷で生まれました。彼は同時代の最も偉大な魔法使いであるサラザール・スリザリン、ロウェナ・レイブンクロー、ヘルガ・ハフルパフと共に、若い魔法使いを教育するための安全な場所としてホグワーツ魔法魔術学校を設立しました。 創設当初、四人は協力して学校を運営していましたが、やがて生徒の受け入れ基準を巡って意見が対立します。グリフィンドールは、魔法の才能さえあれば出自を問わず全ての者を受け入れるべきだと強く主張しました。この思想は特に、マグル生まれの生徒を断固として拒絶するサラザール・スリザリンの純血主義と激しく衝突しました。二人の友情は決裂し、伝説によれば決闘にまで発展したとされています。最終的にスリザリンはホグワーツを去り、グリフィンドールは他の創設者たちと共に学校の理念を守り続けました。 創設者たちは、自分たちの死後も生徒を適切に各寮へ振り分けるため、グリフィンドールが所有していた帽子に四人全員の知性を注ぎ込み、組分け帽子を創り上げました。
ハリー・ポッターの原作小説には、グリフィンドールの外見に関する直接的な描写は存在しません。しかし、組分け帽子が歌う歌や彼の行動から、その性格をうかがい知ることができます。 彼は非常に勇敢で、決断力があり、強い騎士道精神の持ち主でした。不正や差別に対して立ち向かうことを厭わず、特にマグル生まれの権利を擁護したことから、公正で寛容な人物であったことがわかります。親友であったサラザール・スリザリンとの対立を選んだことからも、自らの信条を決して曲げない強い意志を持っていたことが示されています。 Pottermoreで公開されたイラストでは、ライオンのたてがみのような赤毛と髭を持ち、力強く威厳のある姿で描かれています。(Pottermore)
グリフィンドールは、その時代で最も優れた決闘者の一人であったと言われています。彼の魔法の腕前は非常に高く、特に戦闘魔法において卓越していました。 また、彼は高度な魔法の道具の作成にも長けていました。他の三人の創設者と共に、人格と知性を持つ魔法の道具である組分け帽子に魔力を注ぎ込んだことは、彼の高度な付与魔術の能力を証明しています。