アイルランド
基本情報
- タイプ: 国
- 場所: ヨーロッパ
- 所有者 / 住民: シーマス・フィネガン、アイルランド・ナショナル・クィディッチチーム、その他多くのアイルランド人魔法使いと魔女
説明と歴史
アイルランドは、魔法界において重要な存在感を持つ国であり、特にクィディッチに対する国民的な情熱で知られています。イギリスの魔法省との関係は深く、クィディッチ・ワールドカップのような国際的なイベントでは協力体制が見られますが、独自の魔法政府機関が存在することを示唆する描写もあります。 この国は多くの魔法生物の生息地でもあります。『幻の動物とその生息地』によれば、「アイルランドの不死鳥」の異名を持つオーグリーや、庭のノームに似たジャラシーなどがイギリスとアイルランドに生息しているとされています。
物語における役割
アイルランドが物語で最も大きく取り上げられるのは、1994年に開催された第422回クィディッチ・ワールドカップです。
- クィディッチ・ワールドカップでの優勝: 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で描かれた決勝戦で、アイルランド代表チームはブルガリア代表チームと対戦しました。ブルガリアの伝説的なシーカーであるビクトール・クラムが金のスニッチを捕球したにもかかわらず、アイルランドはスコアで上回り、170対160で劇的な勝利を収め、ワールドカップの栄冠を手にしました。
- アイルランド出身の登場人物: ハリー・ポッターの同級生であるグリフィンドール生、シーマス・フィネガンはアイルランド出身です。彼はワールドカップで自国チームを熱烈に応援し、ホグワーツの寮のベッドサイドにも緑色のシャムロックの飾りを掲げていました。
既知の地域
原作小説において、アイルランド国内の具体的な魔法使いの村や居住地の名前は明記されていません。しかし、シーマス・フィネガンの家族などが暮らしていることから、イギリスと同様に魔法族のコミュニティが各地に存在することがわかります。
舞台裏情報
- 映画版『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、アイルランド代表チームの鮮やかな緑色のユニフォームや、レプラコーンが空から金貨を降らせる華やかな応援の様子が視覚的に描かれています。(映画設定)
- レプラコーンをマスコットとして登場させるなど、アイルランドの豊かな神話や民間伝承が作中に取り入れられています。
- J.K. ローリングの母方の曾祖父はアイルランドのカウンティ・ウェストミーズ出身であり、作者自身のルーツがアイルランドの魔法界の描写に影響を与えた可能性があります。(作者の背景情報)