オッタリー・セント・キャッチポール村
基本情報
- タイプ (Type): 村
- 所在地 (Location): イギリス、デヴォン州
概要と歴史
オッタリー・セント・キャッチポール村は、イングランド南西部のデヴォン州に位置する小さなマグルの村です。村自体はごく普通ですが、その周辺にはウィーズリー家をはじめ、ラブグッド家、ディゴリー家、フォーセット家といった、古くからの魔法使いの一族が数多く住んでおり、一種の魔法族のコミュニティを形成しています。 この地域で最も有名な魔法使いの住居は、ウィーズリー家の家である隠れ穴 (The Burrow) です。また、近くの丘の上には、黒いチェスのルークのような奇妙な形をしたラブグッド家の家が建っています。これらの家は互いに見える距離にあり、住民同士の交流があったことが示唆されています。 村はのどかな田園地帯に囲まれており、丘や森が広がっています。
物語における役割
オッタリー・セント・キャッチポール村は、物語全体を通して、特にハリー・ポッターにとって第二の故郷ともいえる隠れ穴の所在地として、重要な役割を果たします。
- クィディッチ・ワールドカップへの出発点: 1994年、ハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、そしてウィーズリー一家は、隠れ穴から歩いてストーツヘッドの丘へ向かい、そこからポートキーを使ってクィディッチ・ワールドカップの会場へと移動しました。このとき、道中でエイモス・ディゴリーとセドリック・ディゴリーに出会っており、この村周辺の魔法使いコミュニティの存在が明確に描かれました。
- 不死鳥の騎士団の拠点: 第二次魔法戦争の間、隠れ穴は不死鳥の騎士団の事実上の本部として機能し、多くの騎士団メンバーが滞在しました。アルバス・ダンブルドアによって強力な防衛魔法がかけられ、安全な場所とされていました。
既知の区域
- ラブグッド邸 (Lovegood House): ゼノフィリウス・ラブグッドとルーナ・ラブグッドの住居。丘の上にあり、特異な外観をしています。
舞台裏情報
この村の名前は、作者J.K.ローリングがかつて住んでいたイングランドのデヴォン州に実在する町「オッタリー・セント・メアリー (Ottery St Mary)」にインスピレーションを得たとされています。(作者情報)