グリフィンドール寮の談話室

• タイプ: 談話室 / 公共休息室
• 場所: ホグワーツ魔法魔術学校内、グリフィンドール塔の7階
• 居住者: グリフィンドール寮に所属する生徒および教職員
• 主な特徴: 合言葉を要求する「太った婦人」の肖像画の入口、円形で居心地の良い内装、大きな暖炉、寮の色である深紅と金色を基調とした装飾

グリフィンドール寮の談話室は、ホグワーツ魔法魔術学校のグリフィンドール塔7階に位置する、円形の心地よい部屋です。入口は廊下に掛かる「太った婦人」の肖像画によって隠されており、正しい合言葉を告げた者だけが中に入ることができます。合言葉は定期的に変更され、寮生以外の侵入を防いでいます。 内部は、ふかふかした肘掛け椅子やテーブルが数多く置かれ、寮生たちの憩いの場となっています。壁にはグリフィンドールの紋章が描かれたタペストリーが飾られ、部屋全体が寮の色である深紅色と金色で統一されています。大きな暖炉は談話室の中心的な存在であり、談話や勉強の場としてだけでなく、時にはシリウス・ブラックが煙突飛行ネットワーク (フローネットワーク) を使ってハリー・ポッターと連絡を取るためにも使用されました。また、壁には寮生へのお知らせが貼られる掲示板も設置されています。 この談話室は、ホグワーツ創設者の一人であるゴドリック・グリフィンドールによって作られて以来、何世紀にもわたりグリフィンドール生たちの学びと友情の中心地として機能してきました。

グリフィンドール寮の談話室は、ハリー、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの3人にとって、ホグワーツにおける「家」のような場所であり、物語を通じて数多くの重要な出来事の舞台となりました。

• 賢者の石: 3人が初めて寮の仲間と打ち解け、ニコラス・フラメルの謎を解明するための作戦会議を行った場所です。クィディッチの試合に勝利した際の祝賀会もここで開かれました。
• 秘密の部屋: ポリジュース薬の計画を練り、スリザリン寮への潜入について話し合いました。
• アズカバンの囚人: シリウス・ブラックが寮に侵入し、「太った婦人」の肖像画を切り裂くという事件が発生しました。後にシリウスは暖炉の炎の中に姿を現し、ハリーと対話しました。
• 炎のゴブレット: ハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれた後、ロンとの間に亀裂が生じた場所であり、また課題をクリアした際に仲間から祝福を受けた場所でもあります。
• 不死鳥の騎士団: ドローレス・アンブリッジの支配下で、生徒たちが情報を交換し、ダンブルドア軍団の会合の告知が掲示板に貼られるなど、抵抗の拠点としての役割を果たしました。
• 謎のプリンス: ハリーとジニー・ウィーズリー、ロンとラベンダー・ブラウンの恋愛模様が繰り広げられたほか、ハリーが「半純血のプリンス」の教科書を研究する場ともなりました。
• 死の秘宝: ハリーたちがホグワーツを離れている間、ネビル・ロングボトムが中心となり、談話室は死喰い人支配下の学校におけるレジスタンス活動の拠点の一つとなりました。

• 談話室本体: 生徒たちが集まる円形の主要な空間。
• 男子寮への階段: 談話室から男子生徒の寝室へと続く螺旋階段。
• 女子寮への階段: 女子生徒の寝室へと続く螺旋階段。男子生徒が上がろうとすると、階段が滑り台に変わる魔法がかけられており、侵入を防いでいます。

• J.K. ローリングはインタビューで、もしホグワーツのいずれかの談話室で過ごすなら、グリフィンドールの談話室を選ぶだろうと語っており、最もお気に入りの場所であることを示唆しています。（作者の発言）
• 映画シリーズにおけるグリフィンドール談話室のセットは、原作の「居心地の良さ」や「雑然とした温かみ」を視覚的に表現し、多くのファンにとって談話室の象徴的なイメージを確立しました。（映画設定）