ホリヘッド・ハーピーズ

ホリヘッド・ハーピーズ (Holyhead Harpies) は、イギリスとアイルランドのクィディッチ・リーグに所属する、非常に有名で歴史の古いプロのクィディッチチームである。ウェールズのホリヘッドを本拠地とし、選手が全員魔女で構成されていることで特に知られている。その攻撃的なプレースタイルと長い歴史から、魔法界で高い人気と評価を誇る。

• 創設: 1203年 (クィディッチ今昔より)
• 本拠地: ウェールズ、ホリヘッド (クィディッチ今昔より)
• チームカラー: 深緑と金色 (クィディッチ今昔より)
• 紋章: 金色の鉤爪 (クィディッチ今昔より)
• 特筆すべき点: 選手が全員魔女で構成されている世界で唯一のプロチームの一つ。

1203年に創設されたホリヘッド・ハーピーズは、リーグで最も古いチームの一つである。チームの歴史を通じて、その激しいプレースタイルで名を馳せてきた。クィディッチ今昔によれば、ハーピーズは史上最もスリリングな試合の一つを戦ったと記録されている。1953年、ハイデルベルク・ハリアーズとの試合は7日間に及び、最終的にハーピーズのキャプテンが対戦相手のシーカーから金のスニッチを頭部付近で捕らえて劇的な勝利を収めた。 ハーピーズは一貫して高い実力を維持しており、多くの才能ある魔女たちがこのチームでプレーしてきた。

• ハリー・ポッターと炎のゴブレット: ロン・ウィーズリーの部屋の壁に、ホリヘッド・ハーピーズのポスターが貼られていることが示唆されている。
• ハリー・ポッターと謎のプリンス: ホラス・スラグホーンが、ハーピーズのキャプテンであるグウェノグ・ジョーンズと親しい仲であることを自慢げに語る。彼は彼女をスラグ・クラブのメンバーとして評価しており、試合のチケットを融通してもらったこともあると話した。
• ハリー・ポッターと死の秘宝: ポッターウォッチの放送中、リー・ジョーダンがホグワーツの戦いでのジニー・ウィーズリーの活躍を「ホリヘッド・ハーピーズの選手さながらだった」と称賛した。

• グウェノグ・ジョーンズ (Gwenog Jones): チームのキャプテンであり、ポジションはビーター。ホラス・スラグホーンのお気に入りの一人で、スラグ・クラブのメンバーでもあった。
• ジニー・ウィーズリー (Ginny Weasley): ホグワーツ魔法魔術学校を卒業後、プロのクィディッチ選手としてホリヘッド・ハーピーズに入団し、チェイサーとして活躍した。その後、日刊予言者新聞のクィディッチ担当上級記者になるために引退した (ポッターモア、作者インタビューより)。

• ホリヘッド (Holyhead): イギリス、ウェールズ北西部に実在する港町であり、チームの地理的な本拠地を示している。
• ハーピーズ (Harpies): ギリシャ神話に登場する、女性の顔と鳥の体を持つ伝説の生き物「ハーピー」の複数形。全員が女性選手であるチームの、獰猛で力強いイメージを象徴している。

• ジニー・ウィーズリーがホリヘッド・ハーピーズでプレーしたというキャリアは、原作小説の終了後に作者 J.K. ローリングによって明かされた公式設定である。
• チームに関する詳細情報のほとんどは、補助教材であるクィディッチ今昔に由来する。
• ビデオゲーム『ホグワーツ・レガシー』では、プレイヤーが着用できるアイテムとしてホリヘッド・ハーピーズのユニフォームが登場する (ゲーム設定)。