スリザリンの談話室

スリザリンの談話室は、ホグワーツ城の地下牢にある、長く低い、ダンジョンスタイルの部屋です。入口は湿ったむき出しの石壁で、正しい合言葉を言うと扉が現れます。 部屋の内部は、城の他の場所とは一線を画す独特の雰囲気に満ちています。天井から鎖で吊るされた緑がかったランプが、部屋全体を水中であるかのような神秘的な光で照らしています。壁と天井は荒削りの石でできており、精巧な彫刻が施されたマントルピースが暖炉を飾っています。部屋には、背もたれの低い黒や深緑の革張りのソファや、彫刻が施された肘掛け椅子が置かれています。壁には、中世の著名なスリザリン出身者たちの冒険を描いたタペストリーが飾られています。 最も特徴的なのは、窓から黒い湖の緑色の深淵を直接眺めることができる点です。時折、巨大イカやその他の魔法生物が通り過ぎるのを見ることができます。この場所は、創設者であるサラザール・スリザリンの価値観、すなわち野心、狡猾さ、そして水との関連性(彼はパーセルマウスであった)を色濃く反映しています。その隔離された場所は、スリザリン生に秘密主義的で結束の固い環境を提供しています。

  • 談話室本体: 暖炉、ソファ、椅子が置かれた主要な共有スペース。
  • 入口: 地下牢の廊下にある、合言葉を必要とする石壁。
  • 掲示板: 他の寮と同様に、告知などが貼り出される掲示板。
  • 寮への階段: 男子寮と女子寮へそれぞれ続く階段。
  • J.K.ローリングは公式サイト「Pottermore」で、スリザリン寮の歓迎の手紙を執筆しました。その中では、談話室が「心地よく不気味な緑の光」に満ちていることや、寝室はさらに湖の底深くにあり、窓の外で湖の生き物たちが見られることなどが補足されています。(Pottermore)
  • 映画版では、談話室は非常に天井が高く、巨大な石造りの彫刻(特に蛇をモチーフにしたもの)が多用された、壮大で威圧的な空間としてデザインされました。(映画版設定)