ホグワーツ魔法魔術学校 (Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)
基本情報
- タイプ (Type): 魔法学校
- 所有者 / 居住者 (Owner/Residents): ホグワーツ創設者 (ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ、ロウェナ・レイブンクロー、サラザール・スリザリン)、ホグワーツ理事会、校長 (アルバス・ダンブルドア、ミネルバ・マクゴナガル等)、教職員、生徒、ホグワーツの幽霊
解説と歴史
ホグワーツ魔法魔術学校は、10世紀頃(推定993年頃)に当代最高の4人の魔法使い、ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ、ロウェナ・レイブンクロー、サラザール・スリザリンによって創設された、イギリスで最も著名な魔法教育機関です。学校のモットーは Draco Dormiens Nunquam Titillandus(眠れるドラゴンを決してくすぐるな)です。 城はスコットランドの人里離れた山岳地帯に位置し、マグルの目から隠すために数多くの呪文がかけられています。城内は常に変化しており、動く階段や偽の扉、秘密の通路などが無数に存在します。 創設後、サラザール・スリザリンはマグル生まれの生徒の入学を巡って他の創設者と対立し、学校を去りました。彼は去り際に、自身の後継者のみが開けることができる秘密の部屋を城の地下深くに作ったとされています。この部屋は、ホグワーツの歴史の中で二度にわたり、ヴォルデモート卿によって開かれました。 学校は何世紀にもわたり、イギリス魔法界の若い魔法使いや魔女たちの主要な教育の場として機能し、アルバス・ダンブルドアのような偉大な魔法使いを数多く輩出してきました。第二次魔法戦争の最終決戦であるホグワーツの戦いの舞台ともなり、学校は大きな損害を受けましたが、後に再建されました。
物語における役割
ホグワーツは、『ハリー・ポッター』シリーズの主要な舞台です。主人公のハリー・ポッターにとって、ダーズリー家での不遇な生活から逃れるための避難所であり、初めて自分の居場所だと感じられた「家」そのものです。 物語のほとんどの重要な出来事がこの場所で起こります。
- 三大魔法学校対抗試合 (トライウィザード・トーナメント) の開催地。
- ドローレス・アンブリッジによる魔法省の支配に抵抗するため、ダンブルドア軍団が結成された場所。
このように、ホグワーツは単なる学校ではなく、善と悪の戦いの象徴的な中心地として機能しています。
既知の区域
ホグワーツ城とその敷地には、数多くの有名な場所があります。
- 城内
- 敷地内
舞台裏情報
- 名前の由来: 作者のJ.K.ローリングによると、「ホグワーツ (Hogwarts)」という名前は、ロンドンのキューガーデンで見た「hogwort」(Croton capitatus、ミソナオシ属の植物)という植物に由来するとのことです。(作者インタビュー)
- 映画のロケ地: 映画シリーズでは、ホグワーツの外観や廊下の一部にイギリスのアニック城やグロスター大聖堂がロケ地として使用されました。(映画製作の舞台裏)
- 魔法の配管: Pottermoreによると、秘密の部屋の入口はもともと隠された落とし戸でしたが、18世紀にホグワーツにマグル式の配管が導入された際、サラザリンの子孫であるゴーント家の一員が、女子トイレの蛇口にその入口を巧妙に組み込んだとされています。(Pottermore)